虐待家庭で育った身

■男児を激しく蹴り踏みつける動画が拡散　母親が虐待
(BIGLOBEニュース - 03月08日 12:36)
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この男の子よりも過酷な家庭で育った身。
このくらいの暴力、軽いくらいだ。
このくらいは当たり前の日常だった。
この男の子には強く生きてほしい。
そして一つ言うとしたら、男の子にはやり返す権利がある。
何年後でも良い、そのクソ親を同じ目に合わせてやれ。

人をさんざん殴る蹴るしといて自分は痛いのは嫌だなんて理屈が通るわけがない。



ここからは私事ですが…


子供の頃の当時…
子供の俺が吹っ飛んで壁に激突するくらいの暴力が当たり前の生活。
暴力振るってたのは親父。

『男だから強く育てる！』と暴力を正当化。
腹に全力の蹴りを食らって吐けば『汚ねぇんだよ！』と殴られる。
泣けば『うるせぇ！』と殴られる。
『男なら泣くな！』と殴る蹴るが半日続いた。

そもそも一週間メシ抜きとかザラにあったから吐いても胃液しか出ないが。
一週間メシ抜きにされて栄養失調でマトモに歩く事さえ出来なくなる事もあった。

千鳥足で歩いてたら後ろから蹴飛ばされた。
『男ならしゃんしゃん歩け！』ってね。

親父は今で言うスマホアプリを作るような会社の社長だった。
豪邸に住んで高級車に乗って、高価なスーツや服をたくさん持ってた。
家にいる時は競馬、競輪、競艇、他のギャンブル三昧。
夜は女遊びでキャバクラ通い。

暴力を振るわれるのはギャンブルで負けた時、女遊びが上手くいかなかった時。
子供でも理不尽な暴力が八つ当たりって事には気付く。

金も権力もあるから何でもやって良い、何やっても許される。
そんな生き方してた親父。

しかし大企業でもないのに社長が遊び歩いてばかりで経営は右肩下がりになっていった。
子供でも金が無くなってきた事に気付く。
数台あった高級車が消えて、いつの間にか少し古そうな普通車になってた。
理不尽な暴力もギャンブルやキャバクラに行っていない時に振るわれるようになってきた。

親父が電話越しに怒鳴ってるのを何度も見てきた。
妻子には『部下がマトモな仕事もしねぇくせに金だけ催促してきやがんだよ』とか言ってたな。
給料未払いなのでは？と子供でも気付く。
嘘ついてるとすぐ分かる。

働いて金をもらう。
そのくらい子供でも分かる。

会社倒産。
莫大な借金抱えた親父。
母はハナっから金目当てで結婚してたから、暴力振るうし金の無いクズには用は無いと言わんばかりの態度で離婚届を突き付けて離婚。

俺は母の連れ子になった。

それから2年後。
母の元に親父が度々来ていた。
1〜2年前まで殴り飛ばしていた元妻に『金貸してくれ』と土下座してる親父を見た。
母はあっさり断って『もう来んな』と言って追い出してた。

更に数年後。
親父の弱味を握った俺。
その弱味を明るみに出されたら人生終了なのは間逃れない。

とりあえず外歩きながら話そうぜ親父。
ほぼ一文無しの状態で更に弱味握られてる親父。

親父を背後から全力で蹴飛ばした。
『男ならしゃんしゃん歩け』
地面にぶっ倒れて顔面打ち付けて、怯えた目で何するんだと言っていた親父。
何するんだじゃねぇよ。
お前が俺に教えてくれた事だろ！
親父をひたすら殴る蹴る。

痛みと恐怖で50代後半の男が大泣き。

俺は更に殴る蹴る。
『男なら泣くな！』
これもあんたが俺に教えてくれた事だ。
全身アザだらけになるくらい毎日のように俺に教えてくれたじゃないか。

腹を蹴り上げたら親父が吐いた。
『汚ねぇんだよ！』と殴り飛ばした。
靴にゲロがついちまった…
舐めて綺麗にしろ。
靴をペロリと舐める親父。
その親父の顔面を蹴り飛ばした。

最後は土下座して声が枯れるまで『ごめんなさい』を何度も何度も叫んでた。
そんな親父を殴り飛ばす。

『それが人に謝る態度か！』と殴る。
これも親父に教わった事だ。

親父は俺だけではなく色んな人に手酷い仕返しをされていた。
法的に、金銭的に、精神的に、肉体的に。
パワハラや給料未払いで家庭崩壊に陥った元社員。
パワハラやモラハラで精神的に肉体的にダメージを受けて鬱病になって数年間苦痛に悩まされていた元社員。
その他、横暴な態度で接してきた人達。

その人達に四方八方から仕返しをされていた親父。
裁判起こされ前科持ちもなり、慰謝料等を請求されたり闇討ちされたり。
もはやホームレスの一歩手前。

親父の妹等が世間体考えて、倉庫なのか廃屋なのか見分けもつかないボロ屋を買った。
そこに親父を住まわせている。

兄貴がホームレスになってゴミ漁ってるなんて世間体的にはよろしくないから。
親父の妹には息子娘もいる。
その息子娘にたかりに来られても迷惑。

ボロ屋なので夏は灼熱地獄、冬は極寒地獄。
雨漏り隙間風は当たり前。
電気は通っているが、明かりは電球2個だけ。
メシはインスタントラーメンを半分に砕いて、朝晩食べる。

1〜2年前に妹さん…伯母に会いに行った時についでにボロ屋を見てみたが酷い有様。
男数人がボロ屋に来ていて、ドアを蹴破って親父を引きずり出して殴る蹴る。
『金払えや！』と親父を暴行。
男数人の顔は見覚えがある。
親父の会社にいた元社員さんだろう。

俺がいる事に気付いた親父。
ボロボロになりながら『たずげでぐれぇぇ』と泣き付いてきたが『触んな』と蹴飛ばした。

伯母もそれを見ていた。
親父は妹にも泣き付いたが…
『あんた今まで家族にも社員にもさんざん酷い事やってきとんやろ。自業自得よ。◯◯君(俺)が子供の時に家に来た時、私泣きそうになったわ。体中アザあって痩せ細って…。それでも“おばちゃん久しぶり”って元気に挨拶してくれるんよ。あんたはそんな◯◯君見て何も思わんどころか、さらに殴る蹴るしよったわけでしょ。あんたが悪い。妹だろうと助けようなんて気はせんよ。こんな人でなしと血が繋がってる事が恥ずかしい…』



自業自得、因果応報。
それが付いて回る世の中。
人を殴ればいずれ殴り返される。
もっと酷い目にあう。
人を苦しめればいつか自分に苦痛が返ってくる。

親切も暴力も巡り巡って自分に返ってくる。
いつの日か必ず。