朝鮮の変化を紹介　北大でジャーナリストら

朝鮮の変化を紹介　北大でジャーナリストら

朝鮮での取材経験が豊富なジャーナリストらが同国の現状を語る講演会「朝鮮を行く」が6日、札幌市北区の北大で開かれ、約100人が庶民の暮らしや経済情勢の変化に関する報告に聞き入った。

北大東アジアメディア研究センターの主催。ともに東京在住の写真家初沢亜利さんと、ジャーナリストのムンソンヒさんが講演した。

　初沢さんは自身が平壌市内で撮影した写真などを見せて「肩を組んだ男女がスマートフォンで撮影される様子など、かつては『ふしだらだ』と言われた光景が街中で見られる」と紹介。「これから5年、10年でさらに経済発展し、地方の現状が良くなることを確認したい」と強調した。

　文さんは金正恩政権の経済政策を説明し、「米朝首脳会談を行うのは経済戦略を成功させる目的もある。今後、ある程度は平和と安定が維持される」と解説した。2人と同センターのヒョンムアン准教授らによる討論も行われた。