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2019年03月03日20:29

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GET WILD

シティハンター PRIVATE EYESを観てきた。
4D版なので銃撃戦やハンマーのシーンでイスが揺れる。
胃の中の液体を感じてちょっと気持ち悪かった

まさかアニメで、まさかシティハンターで
泣くとは思わなかった
私は別にシティハンターのファンではなく、
当時の雑誌連載時に読んでいただけで、
コミックも持ってなかった。
確かアニメは土曜日の昼か夜で、なんとなくは見ていた
そんな程度なのに、それでも所々で落涙。

この劇場版アニメでは、当時使われていた曲が
これでもか、と言うくらい出てくる。
元々シティハンターはアニメに使われている曲の
クオリティの高さには定評があり、私も子供ながらに
「大人っぽい曲が多い」と言うイメージを持っていた

個人的には香が首を傾けた瞬間に背後の遼が
狙撃するシーンで「愛よ消えないで」のイントロが
流れた所が一番きた。
香の絶対的な信頼と、遼の正確な射撃が織り成す、
本作の個人的なクライマックス。
この曲や「SARA」のような
カットインから入る曲はシティハンターによく合う。
そしてカットイン故に、人の耳に残る

一方で誰もが「これを観に来た」と思うであろう
GET WILDの、今度はフェードインからのエンディング。
会場の誰一人、席を立たない。泣いてる人も多数

平成の終わりに昭和の終わりのアニメで泣く理由は
観る人によって様々だろう。客層の年代はやはり
中年層が多い。私は「STILL LOVE HER」が流れた時には
半ドンの学校から帰って、急いで昼飯を食べて
サッカーの練習に行く光景を、
或いは練習を終えてからの帰路に見える、
夕陽を浴びた自宅の屋根を思い出した。
人によって色んな光景がそこにあり、今に感じる何かがあるのだろう。

テレビでなんとなく流れていたアニメに
誰もが遠かれ近かれ触れていた、そんな時代の
アニメだからこそ可能な、同時代性の共有。
これが予想外のヒットの理由ではないだろうか
シティハンターと「曲」にはそれぐらいの相乗効果があった

それをして「おっさんホイホイ」だと称するなら
それはそれで良いものだな、と思った
今のように視聴方法がオンデマンド化された中では
同時代性の共有もクソもない。便利にはなったが
失ったものもあるのではないかな、と思う

この曲をなんとなく聴いていたあの頃の自分と、
今の自分。
自分が思っていたような「自分」だろうか?
納得できるような「自分」だろうか?

そんな事を思わせてくれた映画だった
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