長命寺桜もち

老舗の多い向島界隈の和菓子屋さんの中でも、300年の歴史を持つ「長命寺桜もち」。
花見の時期には長蛇の列が出来ていて買うのが大変なので、ちょっと早めに買いに行くことにしました。
http://www.sakura-mochi.com/index.php

が、今の時期からすでに予約が多く入っているらしく、１１時にはもう列が少し出来ていました。ともあれ、無事購入することができました。

俵型の餡を薄く伸ばしたもちで巻いて、塩漬けした桜の葉３枚で包むという、ごくシンプルな構造。素朴ですが、おいしいです。
桜の葉っぱは、桜もちを食べる合間に少しずつ千切って食べるとしょっぱさのアクセントが効いてより甘さが際立ちます。さすがに３枚全て食べるのは厳しいですが、残しても独特の香りを楽しめるのはいいですね。

時間経過とともに硬くなってしまうようで、購入後はなるべく早く食べるよう推奨されていますが、お店で食べることも可能です。その場合、煎茶も頂けるようです。
ただ、これからの時期は忙しくて手が回らないようで、販売のみとなっているとか。
桜もちは季節商品というわけではなく通年で販売しているので（そもそも桜もちのみ取り扱っているのですが）、ゆっくり楽しみたいなら初夏〜冬の期間に行くのがいいかもしれません。

ちなみに桜の咲き具合ですが、日当たりが良かったり品種によっては既に咲き始めているところもありますが、隅田川沿いの桜並木はまだつぼみも見えていない状況でした。
例年通り３月下旬の開花見込みとの予報は出ていましたが、はてさて。