母親と猫のぬくもりを感じながら

昨夜というか今朝、母親が出てくる夢を見ました。
といっても、ストーリーらしいストーリーはなくて、ただ単に、自宅で日常生活を送っているだけです。なので、思い出せることがほとんどありません。

唯一覚えているのは、玄関から家の前の道路へ、よろよろと歩いていく母親の様子を見て、ボク自身が安心していたこと。そして、「そういえば、母さんは戸籍上は死んでいるんだよね〜」と言ったこと。

誰に向かってそう言ったのかもわからないし、なんで「戸籍上は死んでいる」のかもさっぱりわかりません。間違って死亡手続きをしてしまったのか。それとも、死亡手続き後に生き返ったのか……。少なくても、幽霊だったら、そんな風には言わないのではないかと思います。

しかし、夢の中のボクは「そういえば」などと言って、感慨深く、母親が歩いていることに、喜びを感じていました。

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母親の夢といえば、昨年の9月ごろにも、気になる夢がありました。

大きな病院の中を歩いていたら、いつの間にか、環七とか甲州街道くらいの規模の道路の交差点になっていて、そこに車椅子の母親が猫を抱いて座っていました。

そして、ボクは、車椅子の母親の膝の上に座って、交差点を走る車の流れを見ていました。

お尻や背中に、母親と猫のぬくもりを感じながら、「こうして、母親や猫と過ごすのは、これが最後になるんだな〜」などと思っていたら、目が覚めました。

昨年9月の時点では生きていた猫も、今年の1月に死んでしまいましたが、いろんな意味で、意味深な夢です。専門家が分析したら、何かが読み取れるのかもしれないです。

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ちなみに、どちらの夢も、1年前の四十九日の前後に見た夢とはテイストが違っています。当時の夢は、寝たきりだった母親が元気になったり、母親が生き返ったり――という、良くも悪くもドラマチックなストーリーだったのですが、最近の夢には、そのようなドラマチックな要素はありません。

こういうところに、ボク自身の心境の変化が反映されているのかもしれませんが、よくわかりません。

夢の話なんかをいちいち書いても、あまり意味はないのかもしれませんが、それでも気になるので、書いておくことにしました。