以前に勤めていた会社は、お米の収穫に使用する「乾燥機」の会社です。収穫の
シーズンになると、サ−ビス応援ということで全国の各地のお米の産地へ出かけ
ました。コンバイン等の収穫機械は朝から動きますが、乾燥機は昔は「ハザ架け」
をして乾燥しましたが、現在は田んぼでコンバインにより、穂から籾殻付の粒へと
離されてコンバイン袋に積められ、農家の納屋に収まっている乾燥機で乾燥されます。
乾燥機のメンテナンス作業は夜になってしまいます。新潟の米どころと言えば、魚沼
ですね。ある年、魚沼の農家さんに修理にうかがって、修理が終わって乾燥機を運転。
これで大丈夫と帰ろうとした時に、「乾燥機屋さん、夕飯を食べていきなさい」と云わ
れて、遠慮なく食卓に座りました。ご飯が美味しそうに粒が光っています。一口食べて
「流石にコシヒカリの新米は美味しい」と言いましたら、農家の方が笑っています。
「え?」と思ったら「これは去年の古米だよ」と言われました。自宅で配給米の新米だ
と言って配達されたお米でも、到底この味には適いません。まさか古米だとは思えない。
と言ったら笑われましたね。お米の食味分析計も製造販売をしていました。大学時代の
後輩が全国各地からのお米のサンプルを集めて、ご飯に炊いてアミノ酸とかグルタミン酸
とか分析データを収集して、評価カーブを作成していました。食味分析計も評価に一役
かってるのかもね。最終的には人が味見だろうね。
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