らくごカフェ１０周年記念

平成最後の武道館落語公演
２月２５日１６時〜２１時（結果）

武道館で落語！？
しかも１６時から？？
チケット取れたら早退しなくちゃならないし、そんなところでやる落語なんて…
でも、志の輔師匠がでるし…
うーん。と思いつつもチケットを取ったアテクシ、えらい（自画自賛）
我ながらよくやったと褒めてやりたいです。
１Ｆスタンドでしたが、全体も見渡せ最前列だったので視界も良好。
隣はもったいないことに不在で、もう快適でした。

１６時と１０分。
少し押して始まりました。前説にさだまさしさん（笑）

らくごカフェがめでたく１０周年を迎えるにあたり、何かイベントをやりたい！
どこでやろうか？
最初はらくごカフェでやろう、という話もあったのですが、志の輔師匠や談春師匠がくるってなったら暴動が起きますね。
じゃあ、もう少し広いところで…って、探してたらたまたま武道館が空いていたらしいです。たまたまね。

第一部
火曜メンバー…蜃気楼龍玉、柳家小せん、古今亭志ん陽、古今亭文菊、三遊亭天どん、金原亭馬玉、林家たけ平、柳亭こみち、柳亭わさび、春風亭正太郎、春風亭一蔵、柳亭市弥、入船亭小辰、三遊亭わん丈、橘家文吾

ガマの油の口上だけとか、かっぽれ踊りや似顔絵など。ちょっとした催しを披露して下さいました。さださん本人の前で秋桜歌ったりね（笑）

一部のトリは春風亭一之輔「堀之内」
小朝師匠が武道館で落語をやったとき、客席にいたということで、唯一、一席を任されたそうです。
いろいろと初の試みがあったそうです。
会場で謎の小瓶が配られ、極楽浄土の香りをみんなで嗅ぎましょう！ってなっても、
周りはジジイババアばかり。
「小瓶が見つからない！」「開かない！」「ああ、こぼしたっっ」
とカオス状態。あれは大失敗だった！
と爆笑をさらい、素晴らしい一席でした。

１５分ほど押して仲入り（２０分間の休憩）

二部はさださんの「歌だよ☆」から始まりました。
「案山子」「秋桜」「雨やどり」


それはまだ私が神様を信じなかったころ
九月のとある木曜日に雨がふりまして
こんな日に素敵な彼が現れないかと
思ったところであなたが雨宿り

すいませんねと笑うあなたの笑顔
とても凛々しくて
前歯から右に四本目に虫歯がありまして
「あ、そういえばこの間、歯医者さんが集まるバーティに行って『さださん歌ってくださいよ』って言われたの。いいですよ、って雨宿り歌ったんだけど、僕ね、長年疑問に思っていることがあって歯医者さんたちに『前歯から右に四本目の歯に名前ってあるんですか？』って聞いたら、前の歯医者さん、すっごい真面目な方で答えてくれました

『小臼歯』（小休止）

しかたがないので買ったばかりのスヌーピーのハンカチ貸し手あげたけど
傘の方がよかったかしら

こんな感じでさだワールドに引き込まれて行ってしまいました。
生歌は素晴らしく、今度はさださんのコンサートに行きたい！！と思いましたよ。

次に「償い」１０周年の記念の会にどうかな…？と思ったけど、
許すとか許さないとかそういう本質みたいのが落語なんだろう。とこの曲を選んだそうです。
「韓国とはうまくやっていきたい」というオチもちゃんとついて。
泣いていいんだか、笑っていいんだか。

ラストは「関白宣言」ワンフレーズからの「関白失脚」
これは「関白宣言」→「関白失脚」となり、この後にやる談春師匠の一席にアンサーとして？さださんが曲を披露する布石にもなっているようでした。
そしてがんばれー！みんな。がんばれ、落語家！で〆る。さすがです。

休憩１５分あり。
第三部（前半）立川談春「紺屋高尾」さださん「いのちの理由」
すでに４５分押しております。
そして渾身の一席。涙が止まりませんでした。素晴らしかったです。
一緒に行った友達のつけまつげがとれるほどでした。
休憩１５分あり。

三部（後半）立川志の輔「八五郎出世」さださん「親父の一番長い日」
やっぱりトリは師匠ですよね。パンフレットに出演順はおたのしみ。とか書かれてましたが、志の輔師匠がトリじゃないと、それこそ暴動が起きますよ。

師匠の登場ですでに一時間押し。「登場した時が帰る時でした」で爆笑。
「談春とは反対周りであいさつ致しました」とか。もう笑いっぱなしです。
１３時から楽屋入りしてまだかまだかとこんな時間に…。

笑いの量が一気にあがり、過呼吸になるかと思いました。
紺屋高尾で涙腺が弱くなっていたのか、八五郎出世だ！と分かった瞬間に号泣。
お母さんのナスの漬物で再び号泣。
マスクが涙でビッショビショでした。

行ってよかった！！最高でした。