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2019年02月24日23:50

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富士急としては、現有唯一にして最後の自社発注車両だった。

トーマスランド号がラストラン
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5511459
富士急行線の5000形電車「トーマスランド号」が「富士山の日」の23日、営業運転を終了ですか。富士急行線と言えば、JR中央線の大月から都留市などを経由して富士山駅(旧:富士吉田駅)でスイッチバックし、河口湖駅に向かう全線26.6 kmの路線で、標高358mの大月駅から標高857mの河口湖駅まで登っていく路線で、一日二本、中央線の快速電車との直通運転で東京駅に乗り入れる列車があることでも知られますね。
最近は、京王電鉄京王線の5000系電車を改造して導入した1000・1200系、元JR東日本の165系「パノラマエクスプレスアルプス」を「フジサン特急」用として導入した2000形(平成28年に運行終了)、JR東日本205系を譲り受けた6000系、現在の「フジサン特急」に使用されている8000系(元小田急20000形)、そして「富士山ビュー特急」に使用されている8500系(元JR東海371系)と、他社で使用されていた車両を相次いで購入し、その多くを水戸岡鋭治のデザインによる派手で個性的なスタイルに変貌させて使用していますが、昭和50年に製造された5000形だけ、自社発注のオリジナル車両でした。
富士急行線では昭和46年、月江寺駅付近の踏切で発生した踏切内に進入した小型トラックとの衝突事故(そのトラックが空気溜めを破損したためブレーキが全く使えなくなり暴走の末脱線転覆、死者17名を出す大惨事となった)で主力車両を失い、その代替車両として製造された車両で、国鉄の115系電車などをベースにした設計ながら、当時としては思い切って冷房装置を搭載し、鉄道友の会のローレル賞を受賞した車両でもありました。
平成10年、富士急ハイランドに「トーマスランド」がオープンしたのをきっかけに現在のトーマスランド号の姿になり、使用され続けて来ましたが、44年も使用すると各部の老朽化は否めず、また1本だけの存在なのでメンテナンスにも苦慮していたようで、元八高線の205系電車を改造した6000系の増備車両に代替されて運行終了となった次第。
営業状況の厳しい地方私鉄として老朽化した車両の整備が喫緊の課題である中、惜しまれる運行終了となりましたが、運行終了後は下吉田駅で保存の予定とのことですが、半世紀近く、よく使ったものだと思います。
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