クラリネット・ダモーレと弦楽四重奏

２月１９日（火）、浜松市楽器博物館　音楽の広場　公開コンサート「幻の管楽器‘‘クラリネット・ダモーレ‘‘と弦楽四重奏」を聴きました。

ベルギー・フランダース政府招聘支援事業・高松国際古楽祭関連事業です。高松が招聘したテラ・ノヴァ・コレクティブを、浜松でもコンサートをしてはいかがですかとの打診を受けて開催されたのです。

クラリネット・ダモーレは、１７７０年ごろに広く普及し、１９世紀の始まりとともに姿を消した幻のクラリネットだそうです。今日、世界全体で６９台のクラリネット・ダモーレが楽器博物館や個人コレクションとして現存。現代のクラリネットに比べてよりダークな独特の音色を持ちます。

曲目：

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
弦楽四重奏曲第７６判ニ短調Op.７６−２

クラリネット・ダモーレについてのプレゼンテーション

ヘンリー・ジャック・デクルース
クラリネット・ダモーレの為のパルティータ（高松が本邦初演）

カール・マリア・フォン・ウェーバー
クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏

演奏：
テラ・ノヴァ・コレクティブ
　ブラッド・ウェーヴェルベルグ（ヒストリカル・クラリネット）
　中丸まどか（ヴァイオリン）
　ヒゼラ・カマールト（ヴァイオリン）
　マルク・クラエス（ヴィオラ）
　ミシェル・ブーランジェー（チェロ）

クラリネット・ダモーレの解説を演奏者から聞き、音色を聴けて大変有意義なコンサートでした。