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2019年02月17日05:43

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ストップ!国際ロマンス詐欺

ストップ!国際ロマンス詐欺

外国人、甘い言葉で金ねだる 国際ロマンス詐欺に注意
2019年2月16日 08時15分
毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190216/k00/00m/040/027000c

軍関係者装い、SNSで接触

うその肩書を名乗りソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で接触してきた外国人に金銭をだまし取られる被害が広がっている。恋愛感情や親近感を抱かせてつけ込む手口は「国際ロマンス詐欺」と呼ばれ、福岡、埼玉両県警が1、2月に福岡県内の女性らへの詐欺容疑で逮捕したナイジェリア人とカメルーン人の男計5人は米軍人などをかたっていた。SNSの普及が被害を拡大させており、関係機関が注意を呼び掛けている。【平塚雄太】

シングルマザーの40代の日本人女性のSNSにある日、本文のない1通の空メールが届いた。「間違いでは」と返信すると、相手はアフガニスタンに駐在する英国軍人の「デビッド」と名乗り「妻をがんで亡くし娘がいる45歳」と英語で自己紹介してきた。英語ができた女性は、自分と似た父子家庭という境遇に親近感を覚えSNSなどでやりとりをするようになった。

「プレゼントを送ったが税関で税金の支払いを求められた。後で返すから5万円払ってほしい」。2週間後、初めて金銭を要求され、違和感を覚えながらも従うと要求は次第にエスカレートした。「日本に行く渡航費を立て替えて」「ハニー。日本に行ったら退職金とこれまでの給料で不自由はさせない」。結婚をほのめかされた女性は借金までして、一度も会ったことがない相手に2011〜16年の5年間に約80回、計4500万円近くを送金した。

これは、国際ロマンス詐欺の被害防止を訴えるインターネットサイトを運営するNPO法人「M―STEP」(千葉県柏市)に寄せられた被害の一例だ。戦地で撮られたような他人の写真を盗用して軍人や軍医などを装い、SNSや交流サイトで知り合った相手に「軍を抜けるため金がいる」などと送金を要求するのが、詐欺師の典型的な手口という。

一方、M―STEPが昨年からネットやSNSで実施している調査では、被害者の大半は30代後半から50代の女性で、未遂も含む被害報告は500人を超す。131人が実際に金をだまし取られ、中には5400万円を支払った人もいた。

M―STEPの新川てるえ理事長は「SNSの普及で被害が拡大している」と指摘。そのうえで「被害者側には『無料で英語を学べるチャンス』『遠くにいるので突然会いに来たりはできないだろうから安心』といった思いもある。相手が外国人だからこそだまされてしまう。だが『戦地の外国人』はすべて詐欺だと思った方がいい」と警鐘を鳴らす。

詐欺被害に詳しい立正大心理学部の西田公昭教授は「寂しさなど心にすきまがある人が被害に遭いやすい傾向がある。SNS上のやりとりは対面に比べて相手の危険性を見抜きにくいのに、やりとりが増え慣れてくると警戒が薄れてしまう人が多い」と話している。

FBIも「捜査難しい」

福岡県警などが逮捕したナイジェリア人らは米軍人のほか、シリア在住の医師、夫を亡くした米国人女性を名乗り、男性も被害に遭っていた。2月の再逮捕分を含め被害額は約1170万円に上る。

男らは埼玉県内の自動車関連会社を拠点にし、被害者からの送金先として国内の金融機関を使っていた。だが、国際ロマンス詐欺の容疑者の多くは日本の警察の捜査権が及ばない海外を拠点にしているとみられ、海外の金融機関に送金させるケースも多く、立件のハードルは高い。国際的な犯罪組織が背後にいる疑いも指摘されている。

被害は欧米やアジア各国でも広がり、米連邦捜査局(FBI)のまとめでは2016年に米国で約1万5000件、約2億3000万ドル(約250億円)の被害が確認された。FBIはホームページで「世界中でインターネットが使える現在、犯罪の証明は大変難しい」としている。

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