第４４７７話　　星間ラッセル

どうも、ともんじょです。

昨日で札幌雪まつりが終わり、
今日の朝はその雪像の取り壊しが行われました。
が、今回はその取り壊しの見学エリアが設けられませんでした。
見ている人が危ないから？
いいえ、企業イメージを守るためです。
スポンサーが雪像が壊されるところを見せるのが企業の印象に悪影響を与えることに懸念を抱いているんだそうですよ。
ん〜ん？
なにそれ、大雪像が壊されるところ見た人が「一体あの会社は何を考えているんだ」って怒るの？
何に怒りや心象を悪くするっていうんだか。
あんなに心をこめて作った雪像が１週間の祭りが終わってしまったら、問答無用で破壊される。
日本の「もののあはれ」ってやつじゃないですかね。
形あるものいつかは壊れるって日本人はよく口にしますよ。
企業の象徴的なモノを模した雪像を壊されるところを見て気を悪くすることを懸念しているっていうのは、これも日本の「事なかれ主義」ってやつなんじゃないですかね。
作った雪像は期間が過ぎたら壊すっていうのが何十年も続いてきたことで、
取り壊しを見に来た人たちも物悲しさや、寂しさを感じながらも、
あっという間に壊されていく雪像を見て楽しんでいるんだからそれはそれでいいじゃない。
じゃあなにか、企業イメージが大事だから壊さずに残してどんどん温かくなっていく札幌の大通公園で自壊していく様を人に見せてもいいってことかい？
それでなにが守れるの？何の利益につながることやら。
これを言いだした人の意図がわからないんですが。
じゃあ、壊すところ見られたくなかったらスポンサーやめれば。