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2019年02月11日09:48

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ついて来る女…　

多分ワシは３０代真ん中辺りやったと思う

その朝、一人で
仕事の拠点の大阪市平野区喜連（ひらの区きれ）から
中央区谷町辺りまで軽トラをぶっ放していた！
所要時間は３０分ってところか？
大ざっぱに言えば写真�△寮崟�のコースだ！


確か小雨が降ったりやんだりぐらいの天気やった記憶やけど
走り出してすぐに信号待ちしてたら
左のミラーに二十歳ぐらいの女性ライダーが映っていた！
服も単車も写真�，里茲Δ平Г世辰慎�憶やけど
なにぶん二十年も経ってるから
刑事さんに訊かれたら困っちゃう(爆)


で、ここから物語は始まる！
信号、二つ…　三つと過ぎても
赤で停まる時は
巡り合わせとして何故かワシは先頭に停まる
そのせいもあるけど
停まるたびには必ずワシの左に
女性ライダーはちょこんと付けている
微妙に追い越して停まるか
道幅の都合によってはやや後ろでミラーに映っている
まるでかわいい仔犬のようだ！

次も…
そして次の赤信号でも…

その頃には向こうもワシも
お互いに意識し出していたとは思うけど
ワシはまだしらんふりしていた！

例えばめちゃくちゃクルマが渋滞してたら
すり抜けて先に行くやろうし
彼女のマシンがナナハンなら
とっくにぶっちぎられてるやろうし(笑)

逆に彼女がめっちゃ遅かったら
ワシが先に行ってしまう…

にもかかわらず
抜きつ抜かれつを何度も繰り返した…
ヤラセは一切無かった事をここにお約束しよう！(笑)


いや？
それよりなにより
彼女はいったいどこに向かっているというのか？
とうとう杭全（くまた）交差点を右折してもまだついて来るではないか！手（グー）

さて、信号待ちの奇跡がかれこれ７〜８回も続いたろうか？
事ここに来てついにワシは耐えきれなくなった！
サイドミラー越しに彼女に手を振ってみたのだ！

もうこうなると「箸がこけてもおかしい」であろう世代の彼女は
ツボに入ってしまった
ワシに手を振り返す事こそ無かったけど
ワシと目を合わさんように下向いてしまった！
その肩が揺れている…
震度６ほど揺れていたのをワシは見逃さなかった！！！(爆)

我々はさらに北上する！
これはいかん！むかっ（怒り）
ひょっとしたら全く同じ場所を目指してるのではないか？
そんな錯覚すら覚えてきた…(笑)

次の信号待ちでも再び手を振った(笑)
今度は手足をばたつかせてツボっている





谷町五丁目に着いた…
次、右折したらワシの目的地だ
ワシは内心思った！
「これはイケる！
電話番号聞き出せるぞ手（グー）」と
いよいよほんまに左窓開けようとした
まさにその時、
彼女は細い小路に左折して去っていった(笑)





せめて手を振って立ち去れよ…


ワシがあれだけ手を振ったんやから(笑)

　　　　　　　　　　　　　　　終わり

あとがき

あれは…
きっとあのまんま肩揺らして運転してたら
事故ると思って回避したんかも知らんな(笑)



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