書いてはいるが形にはならず。
ぶち当たる壁は見えず、ただ泥中に沈むのみ。
出てくるアイディアは陳腐で滑稽、こいつと心中する気にはならない。
直観と感性だけで積み上げるジェンガもそろそろ限界。
腰を据えて打つも、どこかで見たようなメロディーライン。
俺の創作か、はたまた過去の焼き増しか?
乱立するジャンルは細分化され、ニッチな芸風すら寛容に受け止めだした。
今や不条理の株は大暴落し、青天の霹靂すら許容範囲内。
心中したいレベルの閃きを求めて、今日も夢遊病。
掴んだ筈の箒星の尾は、いったい何年前の輝きだったのかしら?
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