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2019年02月04日11:05

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18941108  NO2727-1  外国郵便船を捜索して被嫌疑者拿捕の事 付 軍需品購入の事

18941108  NO2727-1  外国郵便船を捜索して被嫌疑者拿捕の事 付 軍需品購入の事
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006_0040_003_01 駐韓日本公使館記録 6巻   四. 東学乱과 清日関係 四   (3) 外国郵便船を捜索して被嫌疑者拿捕の事 付 軍需品購入の事

文書題目 (3) 外国郵便船を捜索して被嫌疑者拿捕の事 付 軍需品購入の事
文書番号
発信日 明治二十七年十一月八日 ( 1894年 11月 08日 )
発信者 神戸港 黒岡帯刀
受信者 海軍次官 伊藤嶲吉

(3) 外国郵便船を捜索して被嫌疑者拿捕の事 付 軍需品購入の事
そもそも独立国が他の独立国と互にその権利利益を保護拡張するため軍勢を整え戦端を開くことがあれば、あるいは兵器その他の軍需品を密売し、あるいは傭聘(*礼儀を尽くして迎え、雇うこと)に応ずるため局外の外国人がその間に奔走尽力するものがあることも免れないところである。
また交戦国においても、兵器・弾薬等の貯蔵には限界があるので無限に消耗する軍陣の需用には応じ難く、また外人の傭聘を要する場合がなくはないので、局外国人の援助を渴望し、各自密かに謀って敵国の拿捕を免れ自国に利益を与えようとすることは自然の情勢と言わなければならない。
日清交戦の役が起きると、自らまたこの情勢を免れない。しかしながら今これを詳記することは煩わしいので、局外国人か帝国政府に軍需品の供給を申し込んだ件数のみを示そう。

一. 水雷艇 参件 内一件海底水雷艇
一. 運送船 一件
一. 無煙火薬 一件
一. 小銃弾薬 参件
一. 軍艦 一件
一. 軍需品 四件

また帝国の雇聘(*雇用)に応じて海陸の軍役に従おうとする者もその数は甚だ多く、なかんずく米国人が最も多く、在米帝国公使館などはこれに対する謝絶に苦しみ、遂に左の公告を新聞紙に掲載することになった。

○ [新聞公告]
Legation of Japan、
Washington.
This legation is in receipt of numerous enquiries whether the Japanese Government intends to employ foreign subjects or citizens in any capacity during the present war with China、 either in active military service、 or as surgeons、 or in other employments directly or indirectly connected with the war.
While appreciating the friendly sentiments which have caused so many persons to seek to enter the service of Japan at this important crisis、 I regret that I can only return a negative reply to such inquires. The various lines of service to which they refer have been for years parts of an organized system in successful operation、 and consequently at this juncture the Japanese Government does not feel under the necessity of employing any persons in addition to those who have been trained to perform the duties of such service.
Your very respectfully

このように帝国政府が局外国人の好意を謝しつつもこれを尽く拒絶した理由は、天皇が即位の初めより特に叡慮を軍備に注がせなさって、官吏たちは聖意を体して兵制を改め、軍器の改良整備を謀り、今や人も物も備わっており更に他国人の力を借りる必要がなくなっているからである。

しかしながら海軍に至っては艦隻頓数がいまだ予定額に達せず、ましてや今回の戦役のように兵士たちを遠く海外に派遣するにあたっては大いにその不足を感じ、我が条約国以外で強固な海軍を有するチリ、ブラジル、アルゼンチン国などに数回協議を進めた結果、チリ国の巡洋艦一艘「エスメラルダ」を武器その他の付属品とともに総計三十一万五千五百六十一磅(ポンド)十七志(シリング)六片(ペンス)をもって購入の契約を結び、わずかに艦隻頓数の不足の一部を補った。

この船は明治二十七年十二月八日チリ国を出発し、ガラパゴス(エクアドル沖)に至って予定の通りイクエートル国(*エクアドル国であろう)国旗に改め、同二十八年一月十日ハワイに着して石炭等を補充し、二月五日無事横須賀に着し、艦名を「和泉」と改め帝国軍艦籍に列せられた。

清国はこれに反し海陸連戦連敗のため、頻りに外人の援助を求め、陰儉卑劣の手段を尽し非常の高価を払って兵器を購い、また高給をもって外人を傭聘しようと勉め、外人等もまた往々利欲と功名心とに眩惑してその求めに応ずるものがあった。

帝国政府は秘かにこれを探知して、予めこれに備える策を講じ、帝国軍艦に絶えず大同江(テドンガン *朝鮮)口より、遠く渤海湾口に至るまで横行させて、疑うべき船舶の捜査を厳にし、また在外帝国公使・領事には秘密訓令を与えて清国に対する注意を周到ならしめ、大いに清国を妨害することができた

在シンガポール・斉藤領事がドイツ汽船「バイエルン」、「フリガ―」 両号に清国行軍需品の積載があることを発見しその進路を妨げたことなどは、その一例を窺うに足るものであるから次にこれを記録しよう。
(続く)





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