《やる事のない休日》

《やる事のない休日》

本格的にやる事が無かった本日。
人生の中で培った『やる気のなさパワー』を出し切る時が来た気がした。

そんな理由で、何をするかを考える。
いやいや、やる気が無いんだ。考えた時点で本日のミッションは失敗確定だ。
しかし、何も考えないという事は案外難しいもので、気が付けば何かしら考えている。

じゃあ、寝るか。

とか思うも、そもそも寝るという行動に体力気力を使う俺にとって、寝落ち以外の睡眠行為はどうしてか体力を消耗zzz…。

寝ていると子供に起こされる。
腹減ったとか…。そうか、今日は日曜日か。仕事が仕事のため、曜日の感覚が無くなって久しいのだが、そこは家に居る家族で何となく理解している。

ところで、腹減ったはいいが、今飛び出せば昼時真っ只中。どこもかしこも混み合っていそうなので、1時間ほど後回しにして、待機命令。そして再び寝る。

寝てると時間の経過は早いもので、意味不明な展開の夢を幾つか見るうちにまたも起こされる。うぅ…、美味しそうなお菓子があったのに…。

寝起きの俺は食欲がどちらかといえば低く、出されれば食べるが選べと言われるとなかなかに答えが出せない。…なので、子供に好きなものを選べと毎回言うが、これまた血なのか、こんな所ばかりしっかりと伝承する物事の考え方は同意見で、2人で何を食べていいのかをひたすら迷う。

迷って迷って40分。とりあえず外に出る。その辺をウロウロしていれば何かしら食べたい物のひとつでも思い浮かぶでしょ。…という安易な考え。
この安易な考えで俺は数十年という人生のうち、膨大な『食事選び』の時間を要しており、子供と共に行動する時間もそろそろ月単位の時間は経過し始めた事だろう。

さて、俺の運転で外へ。
やっぱりどこに進んでいいのかが思い浮かばない。

走る事20分。そういや節分という行事を思い出す。
深い理由は無いが、俺はあの豆が大好きだ。食べる意味で。
そんで毎年のように節分前には豆を目撃して買おうと思うのだが、いつも後回しにして買いそびれているという悲しい時間を繰り返している。

せっかく思い出したのでそのまま目に付いた店に入り、何となくの気持ちで5袋購入。買いそびれた期間は早く見積もっても社会人になってからなの話なので、少なくとも20年越しの実現となる。長かったなぁ。でも、5袋は正直微妙な数だ。

お店を出て市をぐるりと一周。もはや飯探しではなくなってきているが、これって俺個人や子供同行に限らず、誰と共に行動しても自然な行動のひとつ。

『おまえと一緒に飯食おうとすると、その前にダイエット効果があるよな』

学生時代から20代ごろにはそれぞれの男女にそんな事を言われた。

子供は痩せ形体型だが、これは俺からの遺伝ではなく、俺の行動がそうさせているのだろうとも思える。反省はしないが。

延々と雑談をして家に向かう。既に本題はとうの昔に忘れている。
そこに少し前によく赴いたサイゼリアを発見。
看板を見て本題を思い出し、もうそこでいいか、という意見の一致で入店を試みるが、外見から出も窺える内部は闇に包まれており、人の気配はまるで皆無。
人ゴミが苦手という理由で穴場のサイゼリアという事で多用していたが、そうか、ついに…というよりもやっぱり潰れたか。
内部サービスが整っていても、駐車場の出入りが不便という理由で客離れを起こす店の配置とは、なんとも不憫な話だ。

結局、何の為の移動となったのかが不明なまま、近くのバーガーキングに向かうが、これまた気が変わって近くのスーパーへ。
そして抵抗感なく飽きもしないピザを購入し、自宅でレンジインしましたとさ。


その後、何となく『ナンプレ』を悶々とやっていた。
やっぱ難しいね、パズル。
そんで眠くなるね。でも解きたくて眠れない…。


《ちー+！　088》

時間切れ。


《あとがき》

ナンプレ…ハマり過ぎた。
慌てて日記書いた。