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2019年02月02日12:59

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827 ultra romantic

好奇心の衰えこそ老化の始まりと言って憚らない私ですが、全然わからん…。

このマンガがすごい!のランキングも全然わからないし、もうマジおじいちゃんや…。

一番最近ハマった漫画でもかぐや様は告らせたいで2年以上経つのかな。

全国書店員が選んだおすすめマンガ2019、1位は芥見下々「呪術廻戦」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=86&from=diary&id=5480803


ところで、そのかぐや様は告らせたいなんですが、最新話でウルトラロマンティックな展開がございまして、年甲斐もなくキュンキュンして、読んだその日は一日中仕事が手に付かない程でした。

いやマジで。

でも、逆になんでかぐや様は面白いのだろうかと考えたりもする。

んで、今回の話で言うと、もうぶっちゃけかなり漫画的なロマンティックな告白シーンだったわけです。

そんな告白された相手はどういう反応したかというと、失笑なんです。

無論、元来の意味の、我慢できずに笑いが吹き出る方の失笑です。

普通のドラマなら、感極まってボロボロ涙を零したり、そのまま抱きついてチューしたり、そんな展開なはずです。

でもこの非凡な漫画は、一世一代の大告白をされた方が、「こんな馬鹿馬鹿しいこと」と言って笑っちゃうわけですよ。

そのあともずーっとニコニコしながらあんな話やこんな話をしてね、それどころか、告白した側はもう一押ししなくっちゃあいけないのに、日和るからね。

それなのに肩透かし感もなければ、人生でこんなに心を動かされた事があったろうかってくらいの感動に打ち拉がれる。

この作品の何がそんなに凄いんだろうか。

そんなこんなで前振りが長いのだけれど、中身はあまりない、ここが凄いよかぐや様。

・決め台詞が短い

読んでて思ったんだけど、元々この漫画はギャグ漫画寄りであり、天才たちの恋愛頭脳戦をサブタイトルにするだけあって、平均的な漫画より字が多い。

しかし、長編の象徴的なシーンとかは、シンプルなセリフで締める。

遠回しな比喩とか小難しい表現とか回りくどい言い回しとか言霊の強すぎる単語とか、そういうのがほとんどない。

・キャラの表情が豊か

劇画調になったりホラー調になったりポップになったり、そもそも喜怒哀楽の落差が大きかったり、絵を見てるだけで読者である私の感情も凄く振り回されてる。

これについては見てればわかる事だけど、パターンが豊富。

正直絵が上手いかと言えば、人体のデッサンおかしくね?みたいな所はあるけど、でも、その感情表現の豊かさは、嫌が応にも感情移入させられる。

・きめ細かやかな構成

竹取物語をベースにしてたり、タイムスケジュールもきちんと管理してるので、どうにも予め設定は作り込んでる様子。

でも、キャラの配置や名前に変更もあるので、アドリブで弄ったりしてるみたいです。

ただ、なんかこの人どうやってネーム描いてんのかなーって考えた時に、まぁ創作活動の出来ない素人目線だけど、1話あたりの内容が過不足なくキチッとしてるように読めるんですよね。

削ったな?とか、盛ったな?とか、詰め込んだな?って印象がなく、展開が遅い!と焦れる事もない。

文化祭実行委員の会合の回なんですが、あるキャラがあるキャラに対して嫌味を言うんだけど、そのセリフの前振りがあまりに自然に紛れてて、なんなら読み飛ばしてもいいくらいなのに、グサっと流れに刺さって「え」と思ったりもしました。


他にも凄い点はあるけど、大体にして笑える漫画を描ける才能ほど凄いものはないんだけど、

でも、今回の告白に対して失笑させた作者の判断がですね、却って私の心境とキャラとの心境にマッチしちゃったんでしょうかね。

簡単な言葉で、感情がバンバン伝わってくる絵で、読みやすいコマ割りで、

そんな中、少し潤んだ目でアレですよ。

嗚呼、恋がしたい…。





なんかさ、社会人が高校生くらいの子に恋い焦がれるとロリコンだなんだって、女性から叩かれるじゃん。

ちゃうねんて。

見栄とかセックスとか金とか、そういう下心から始まる感情に晒されたくないだけなんよ…。

逆にかぐや様にはラッキースケベとかもないし、今流行りのハーレム展開でもないし、すっげーウブな恋愛描写だからこそいいんだろうな。
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