…正午まで、アルバイト。
帰宅後、DVDで西谷真一監督の「結婚」と、アトム・エゴヤン監督の「手紙は憶えている」を観ました。
☆「結婚」(2017)監督 西谷真一 出演 ディーン・フジオカ、柊子、中村映里子、松本若菜、安藤玉恵、古舘寛治、萬田久子、貫地谷しほり
家具店で働く工藤麻美は、まだ出会って一ト月もたたない古海健児からのプロポーズに舞い上がる。そして、2人で暮らすマンションの敷金として頼まれた100万円を渡した途端、古海は姿を消してしまう。
彼の正体は、るり子という相棒とともに、結婚をエサに女たちを次々に騙しては金を巻き上げる結婚詐欺師だった。
驚くことに彼は、そんな結婚詐欺を繰り返す一方で、本当の妻・初音と幸せな結婚生活も送っていたのだったが……。
まぁ、世に言う “ 色男 ” であるディーン・フジオカが結婚詐欺師に扮して、いろんな女を次々にイテコマスお話し… なのでありますが、なんとも妙な映画でしたねぇ〜。
ディーン・フジオカ様、少々ナルシストっぽい無気味さが滲み出て、なんか怪しいんだよね。(笑)
怪しい詐欺師って、いない! …怪しくないから、詐欺師なんであって、あんな結婚詐欺師いないッ!
ストーリーも、なんだかディーン・フジオカ様の過去がどうのこうのと、ベチャベチャした感じのハナシにシフトチェンジしちゃうし……。
…で、あと女優陣にまったく魅力がない!!!
騙される女たちが、ことごとくアウトですねぇ。…やっぱ、ホンが良くないんだな。
… “ 結婚詐欺 ” なんて、描きようによってはじつに面白くなりそうなネタなんですけど、ねぇ。
☆「手紙は憶えている」(2015)監督 アトム・エゴヤン 出演 クリストファー・プラマー、ブルーノ・ガンツ、ハインツ・リーフェン、ユルゲン・プロフノウ、ヘンリー・ツェーニー、ディーン・ノリス、マーティン・ランドー、ピーター・ダクーニャ、ジェームズ・ケイド、ソフィア・ウェルズ
最愛の妻に先立たれ、認知症も日々悪化していく90歳の老人ゼヴ。ある日、友人のマックスから1通の手紙を託される。そこには、目覚めるたびに記憶を失ってしまうゼヴのために、彼が果たそうとしていたある使命が詳細に綴られていた。
2人はアウシュヴィッツ収容所の生存者で、ともに家族を収容所の看守オットーに殺されていた。しかも、その犯人は身分を偽り、今ものうのうと生き延びていたのだ。
手がかりは “ ルディ・コランダー ” という名前で、容疑者は4人にまで絞り込まれている。そこで車椅子で体の自由が利かないマックスに代わり、手紙とかすかな記憶を頼りに、たった1人で復讐へと旅立つゼヴだったが……。
コレは…… ヤられちゃいましたァ!!! このラストありきの映画ですねぇ!
クリストファー・プラマー、86歳のときの出演作品です。…ガンバってますねぇ。
認知症を患っている、ヨボヨボのお爺ちゃんの “ 危険な徘徊 ” ですな。(笑)
しかし、ともかく、如何にもアトム・エゴヤンらしい作品だと思いました。 …派手ではないけれども、小味な気の利いた、オモシロイ娯楽作品って感じです。
…96分という尺も、いいですねぇ。
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