18950426 NO2726-2 捕獲規程審検令 書式
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006_0040_0020_02 駐韓日本公使館記録 6巻 四. 東学乱과 清日関係 四 (2) 捕獲規程審検令並びに英国汽船「益生号」拿捕の事
第一号書式
拿捕の際受領した船舶書類に関する証明書
船名 船長名
帝国軍艦何々 乗組何々(官名)某 は左の三項を証明する。
(一) 私は 年 月 日帝国軍艦何々が前顕の船舶何々を拿捕した際現場にいた。
(二) ここに添付する第何号ないし第何号書類は、該船舶拿捕の際、船内現存の書類であってこれを受領したものである。
(三) 該船舶書類は、番号記入の外は受領当時のままであり全く変更したところはない。
年 月 日
艦長もしくは代理者 何々署名
第二号書式
拿捕の際毁棄した（＊破り捨てた）船舶書類に関する証明書
船名 船長名
帝国軍艦何々 乗組何々(官名)某 は左の三項を証明する。
(一)私は 年 月 日帝国軍艦何々が前掲の船舶何々を拿捕した際現場にいた。
(二) 拿捕数分間前、私は該船舶の舷孔(Part hole)の一つより書類二包を水中に投棄したことを実視した。よって直ちに端艇(Cutter)を卸した。該書類の一包はついに沈没したものの他の一包は端艇水夫が拾い上げた。
(三) ここに添付する書類第一号ないし第何号は拾い上げた書類であって、番号記入の外は総て当時のままであって、すこしも変更したところはない。(二)(三)はその事例の一つを示したもので、例えば棄損による場合、ならびに水中に投棄してこれを拾いあげた場合等にはその事実を詳記すること。)
年月日 何々署名
第三号書式
拿捕の際、在船の通貨及び有価物に関し艦長が作成すべきもので、写一通を必ず船長に渡すべき証明書
船名 船長名
帝国軍艦何々 乗組何々(官名)某 ここに左記の事項は 年 月 日私が拿捕した船舶内に存在していた一切の通貨及び有価物の正確な計算書であることを証明する(物件及び通貨を随意受け渡したか、もしくは隠匿していたものを発見したかを記入すること)。
何々
何々
年 月 日 軍艦何々署名
(記入)私は 年 月 日私が署名したこの証明書の写一通を船長に渡したこと、および云々(船長が異議を唱えたときはその異議の性質摘要)
年 月 日 軍艦何々署名
第四号書式
積荷売買担当士官の証明書
船名 船長名
帝国軍艦何々 乗組何々(官名)某 は左の証明をする。
(一) 年 月 日 軍艦何々艦長は経度何々、緯度何々において前掲何々船を拿捕した。
(二) 年 月 日 該艦長は拿捕船舶の積荷の鑑定を命じた。
(三) 本証添付甲号証は該鑑定を為した鑑定報告である。
(四) この報告の結果として艦長は、私に直ちに何々港に進航して積荷を公売に付することを命じた。
(五) 年 月 日 該港に積荷を送付し、何々(官名)何某は最も評価に熟練なる者であるので同人に積荷を評価させた。
(六) 評価前該某々は不公平でないことを宣誓した。即ち本証添付乙号証はその宣誓書である。
(七) 本証添付丙号証は該某々のなした評価である。
(八) 年 月 日 何処において、該積荷を公売に付することを命じた。本証添付丁号証はなになににおいて掲げた公売の公告である。
(九) 年 月 日において公告の公売を執行し、私はその場に臨み積荷の売渡を実視した。
(十) 本証添付の戊号証は、該積荷の売渡後雜費支払残額金何々円の計算書で私の受取ったものである。
(十一) 年 月 日において私は何某に該何円を払い渡した。
年 月 日
第五号書式
検定すべき拿捕船舶を最も近い港に回航させる事に関し担当士官の為した証明書
船名 船長名
帝国軍艦何々 乗組何々(官名)某は左記の事項を証明する。
(一) 年 月 日軍艦何々艦長某は経度何々緯度何々において前顕船舶を拿捕した。
(二) 年 月 日該艦長は拿捕船舶の鑑定を命じた。
(三) 本証添付甲号証は該鑑定員の為した報告である。
(四) 該報告の結果として艦長は私に何々港迄拿捕船舶を進航させることを命じた。
(五) 該命令に従い私は何々港に進航し、 年 月 日該港に到着し、拿捕船舶を何々に引き渡した。
年 月 日
何々署名
第六号書式
封鎖の宣言
私は去る何月何日何処より何処迄、経度何々緯度何々に至る間を帝国軍鑑の充分な兵力をもって封鎖したこと、並びに封鎖を破ろうとする総ての船舶を国際法及び帝国と中立国間の各条約範囲において実行し得る一切の手段によって処分することをここに宣言する。
年 月 日
帝国軍艦何々において記す。
軍艦何々艦長署名
帝国政府はこのように捕獲規程を定め捕獲当事者の心得を定めたが、なおその処置を審理して不合理のないように、明治二十七年八月二十日勅令第百四十九号をもって捕獲審検令を公布した。
朕は捕獲審検令を裁可しここにこれを公布させる。
御名 御璽
明治二十七年八月二十日
内閣総理大臣 伯爵 伊藤博文
海軍大臣 伯爵 西��従道
外務大臣 陸奧宗光
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