「Toxic Charity(有毒なチャリティー)とメシアニック・シンドロームからの脱却」
https://9001.teacup.com/sfk/bbs/19567 (写真入り記事)
様々なボランティア活動に関わっていますが、その活動の中で問題となることがあります。
「Toxic Charity」と「メシアニック・シンドローム」です。
奉仕、ボランティアが、相手に役に立ってないばかりか、害を与えたり、自己満足に終わってしまうことがあります。
「メシアニック・シンドローム」とは、自分が救い主となり、相手を救ってあげていると思い込むことで、自己満足感と自分の存在意義を得る症候群です。
牧師は、この「メシアニック・シンドローム」にかかりやすいのではないかと思います。
牧師の側からすると、自分を頼ってくる相談者はかわいいものです。共依存関係が成立し、お互いにそこから抜けられず、不幸な結果に終わることがあるものです。
20年近く牧師の働きをする中で、かわいがって、親身になって助けた人の中に、手のひらを返して離れていった人がいます。
その原因は、無我夢中で困った人を助け、励まし、慰めましたが、相手は、牧師である私を、まるで救い主であるかのように頼るようになります。しかし実際は、救い主ではないので、がっかりして離れて行ったのではないかと思います。
牧師同士でこの話をすると、みんなが頷きます。何度もそういう経験をしているのでしょう。
今では、「ウェーン」と泣いて、「助けて下さい!」と懇願されたら、手を差し伸べますが、「神様があなたを愛していますよ。神様があなたにどう思っているかを知って下さい」と伝えて、神様と一対一で向き合ってもらいます。
不思議です。牧師を含め、人に頼るようになった人は、飽きて他の教会に移って行くか、教会を離れますが、神に頼るようになった人は、しっかり信仰を持ち続けています。
私は毎日、路傍伝道をはじめ、いろいろな集会を主催していますが、どんな集まりにおいても大切にすることは、人に頼るのではなく、神に頼り、神に祈って助けを得ることです。
みなさんが教会に行く時に、人間的なプログラムや助けを求めるのではなく、イエス様の愛と救いを求めて下さい。
人に頼るとがっかりします。神に頼るなら、決して裏切られることがないばかりか、助けを得、喜びに溢れることができます。
今日、苦しんでいる人、困っている人、人に裏切られて傷つき赦せない人がいたら、神に祈って下さい。神はあなたを愛しています。神はあなたをいやし、助けて下さいます。
今日も素晴らしい一日でありますように。
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