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2019年01月23日10:40

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竹中平蔵の批判における退学処分検討の悲しさ

ども!

ぽん皇帝です。

今回は大学生の呼びかけが退学処分を招く可能性がある不条理と日本の大学における欠点をテーマにしたいと思う。

という事で、今回の紹介記事はこちら。
◇「竹中平蔵の講義に反対」ビラ配った学生に東洋大学が退学勧告との報 yahooJapan 2019.1.22 記者 山本一郎
https://news.yahoo.co.jp/…/yamamotoichi…/20190122-00112056/…

◎結果
現場での現状における事実を基にした呼びかけが退学処分検討事由とは・・・。

確かに竹中平蔵の商業ミクロ経済学における企業立場としての知識は学ぶものがあろう。
ただ、マクロ経済や実体経済についてはこの学生の発言において内容に間違いは見受けられない。
各立法府会議を利用した利権体質については概略その通りである。
大学教授として相応しくない署名活動をする自由は本来あって然るべきであると個人的には思う。

将来性があるよく勉強している学生を切る判断には呆れてものが言えないが・・・大学側としては竹中平蔵を通じて研究費や補助金を多めに得ている以上、こういう判断となるのだろう。
文系大学が全く成長しない原因が正に露呈している証左の一つとなろう。

個人的には言論の自由が保障されない意味でいうなら、酷い大学判断と考えざるを得ないねぇ。

○大学生時代こそ独自性・実行力・行動力の向上を養う時期である
そもそも、社会人になる前の段階で大学側が学生に対し
”長い物には巻かれろ”
を強要する事自体に大きな問題がある。

問題提起を行う実行力と行動力は社会人になってから養う事は現在の社会構造上非常に難しい。
そういう意味では一定の評価をして然るべきであるのは言うまでもなかろうに・・・今回の大学の判断は真逆である。

日本人に欠けていると言われている独自性・実行力・行動力の向上という命題は正に大学時代にこそ学ぶスキルであり、一定評価を与える事のない日本の教育者側の正に欠けているスキルであるが、正に今回のこの記事はその不足しているスキルが露呈したといっても過言ではない。
確かに過剰な過激派を容認するような体制であるのは問題があるが、今回の一件においては只の一学生における意見と要望に過ぎない。

今回の案件については退学理由すらあまりにも稚拙である。
そんな考えで優秀な学生を輩出するなど土台出来るわけがない。

○日本の大学における現状と課題
話は変わるが、学問においては同一の考えを常に求める姿勢に学問の昇華は存在しない。
ただそこにあるのは自己正当性を強権的に強いて学問を平準化する行為の自慰、もしくはまだ発見していなかった要素の発見しか生まれるものがない。
事実や理論に基づいた研鑽は勿論前提として、反対意見や疑義案件とのぶつかり合いの中に於いて正しかろう真実の積み重ねが可能である。
その要素無きところに学問の昇華による成果を望むほうが難しい話である。
大学教授や助教授こそ自らの研究の昇華及び常に反対意見要素を加味した学問の研鑽が必要な職種であると言える。

日本の大学の成長が鈍化しているのは正に
・教授と国からの補助金の繋がり
・教授自体の自らの研究における反対要素を全く評価しない病的体質
・教授自身の大学内過剰権力とその教授の批判無き金太郎飴のような似通った俗論文の量産体質
・助教授以下に対する複数年度研究費自身が教授と比較した場合の比率の歪さ
が主な原因であると僕は推察する。

あらゆる学閥など無視した真実らしかろう探求や過去から現代にかけての事実を基にした研鑽とテーマこそ文系・理系大学の務めであるのではなかろうか。
対策があるとすれば上記4要素の是正である
・行政や立法府の都合に左右されない大学に対する補助金制度の確立
・大学教授に対する反対意見評価基準の是正
・助教授以下に対する複数年度研究費制度の確立
・過剰な大学教授研究予算比率の是正

○最後に
我が母校日大と同様・・・金と権力に屈する体質には反吐が出る。

それ以上にこの記者の品位には悲しさすら覚えるのは僕だけなのだろうか。
報道を凶器にして学生を追い込む上では悪質であると言えるのではないだろうか。

ペンは剣よりも強し!

である。
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