制服の着用を強制することの危険性

■「制服通学」私服より痴漢被害多く　ハラスメント調査で明らかに
(弁護士ドットコム - 01月21日 19:52)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5465473

私は、個人の自由権の観点から、学校が「制服」の着用を強制するべきではないと考えています。
でも、この調査が正しければ、通学時の「制服」着用を強制するのは、犯罪被害に遭う危険な行為を強制しているということになると考えます。

最近カンコー学生服が作った防犯ポスターが批判されたというニュースがありましたが（https://kanko-gakuseifuku.co.jp/news/1805）、
もとより犯罪行為は基本的に犯人が責任を負うべきで、被害者側が何を着るかは自由であり、（公然猥褻にあたるような恰好は別として）ある服装をしていたことで責められたり、また事実上犯罪被害を受忍させられたりしてはならないのは当然ですが、
一方で、自身の選択として、犯罪被害に遭いにくい恰好を選ぶこともまた重要な当人の自由、権利であるはずです。その服装に特に思い入れがなければ、わざわざ被害に遭いやすい服装を選びたくはないでしょう。
でも、学校の「制服」はそうではない。

そう考えると、「原則全員に着用を義務づける」という意味での「学校制服」は、廃止されてしかるべき、と考えます。