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2019年01月20日20:06

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「鞄を持った女」、「ぼくを探しに」

 …休日である。朝一で、洗濯。

 午前中、DVDでヴァレリオ・ズルリーニ監督のイタリア映画「鞄を持った女」を。
 午後は、シルヴァン・ショメ監督のフランス映画「ぼくを探しに」を観ました。…夕方、ブラブラと自由が丘TSUTAYAに行く。



 ☆「鞄を持った女」(1961)監督 ヴァレリオ・ズルリーニ 出演 クラウディア・カルディナーレ、ジャック・ペラン、ルチアーナ・アンジェリロ、レナート・バルディーニ、リカルド・ガローネ、コーラッド・パニ、ジャン・マリア・ヴォロンテ

 アイーダはミラノのナイトクラブで働くシングルマザー。子供は施設に預けてあり、週に一度しか会えない。
 クラブで知り合った男を愛してしまうアイーダは、男に誘われるまま彼の車に乗る。男の家はパルマにあったが、家に着く前に男はアイーダと彼女の鞄を置いて立ち去ってしまう。
 途方にくれた彼女は、なんとか男の家を探し当てるが、屋敷から現れたのは男の弟である16才の少年ロレンツォだった……。


 前々から観たかったイタリア映画の一本です!…ようやく鑑賞出来て、うれしいッ♪

 世馴れた蓮っ葉な若い女に恋してしまった、お金持ちのお坊っちゃんのハナシです、簡単に言えば。(笑)


 …いやぁ、良かったですねぇ! 

 クラウディア・カルディナーレ、当時23歳。きれいですねぇ。ワイルドな魅力、全開ですねぇ!!!

 しかし!…もっとオドロキなのは、当時20歳のジャック・ペラン。
 16才の、上流階級のうぶな純情少年を演じて、まったく不自然さが無いッ!
 いやぁ、驚きましたねぇ!!!


 …この頃までのイタリア映画っつうのは、本当に良いですよねぇ。


 『あなたは彼の兄に
  ひどい目に遭わされた。
  いずれ裁きはあるはずです。』
 『そうね。…でも、ロレンツォは?』



 ☆「ぼくを探しに」(2013)監督 シルヴァン・ショメ 出演 ギヨーム・ガイ、アンヌ・ル・ニ、ベルナデット・ラフォン、エレーヌ・ヴァンサン、ルイス・レゴ、ファニー・トゥーロン、ケア・カン、シリル・クトン、ジャン=ポール・ソラル

 ポールは2才の時に両親を亡くしたショックから、言葉を発することができなくなってしまう。しかし、2才の時に何が起きたかは、ポール自身もちゃんとは覚えていない。ただ覚えていることは、母親は優しくて父親はおっかなかったということだけ。
 そんなポールは33歳になったある日、同じアパートに住むマダム・プルーストと出会う。彼女はちょっと怪しい人で、飲むと過去の記憶を辿ることができるというハーブティーを調合していた。
 ポールもそのハーブティーを飲むことになり、彼は徐々に過去の記憶を取り戻し、真実へと迫っていく……。


 フランスのアニメーション作家シルヴァン・ショメの初めての長篇実写映画であります!

 ずいぶん以前に、ショメのアニメ作品「ベルヴィル・ランデヴー」を見て、エラく感動した記憶があったので見てみました〜。


 “ 誰かのせいで不幸なひとへ ”
    『すべては記憶の中にある。
     そこは薬局か化学室のようで
     手に取るのが鎮痛剤か毒薬か
     わからない。』
        〜マルセル・プルースト〜


 なかなか面白かったです。…ちょいとクセがあるので、苦手な人もいるカモ。
 「アメリ」的なテイスト、ウェス・アンダーソン監督作品的な味わいなので、その辺が好きな人はメチャ気に入ると思います。


 トリュフォー映画「あこがれ」や「私のように美しい娘」で知られるベルナデット・ラフォン、…74歳の遺作であります。

 
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