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2019年01月20日20:05

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【新世界東映 2月22日(金)〜3月21日(木)のラインナップ発表っ♪】〜ファン待望 豪華絢爛二本立て〜

 <下町の映画館を守ろう!委員会@おおさか>からのお知らせです

 さてさて、新世界東映の2月22日(金)〜3月21日(木)のラインナップが出ましたーー!!

 発表しますーーーー!!

 

<ファン待望 豪華絢爛二本立て@新世界東映>

●2月22日(金)〜2月28日(木)
・『恋や恋なすな恋』(←※未DVD化作品っ♪)
(1962年/監督:内田吐夢/出演:大川橋蔵、嵯峨三智子、宇佐美淳也、月形龍之介)

・『一万三千人の容疑者』(←※未ソフト化作品っ♪)
(1966年/監督:関川秀雄/出演:芦田伸介、小山明子、田畑孝、井川比佐志、市原悦子)


●3月1日(金)〜3月7日(木)
・『越後つついし親不知』
(1964年/監督:今井正/出演:佐久間良子、小沢昭一、東野英治郎、北林谷栄、三國連太郎)

・『実録三億円事件 時効成立』
(1975年/監督:石井輝男/出演:小川真由美、岡田裕介、金子信雄、田中邦衛、絵沢萠子)


●3月8日(金)〜3月14日(木)
・『渡世人』(←※未ソフト化作品っ♪)
(1967年/監督:佐伯清/出演:梅宮辰夫、城卓矢、鶴田浩二、藤山寛美、若山富三郎)

・『大阪ど根性物語 どえらい奴』
(1965年/監督:鈴木則文/出演:藤田まこと、藤純子、長門裕之、青島幸男、犬塚弘、谷啓)


●3月15日(金)〜3月21日(木)
・『続渡世人』(←※未ソフト化作品っ♪)
(1967年/監督:佐伯清/出演:梅宮辰夫、城卓矢、鶴田浩二、若山富三郎、水島道太郎)

・『用心棒市場』(←※未DVD化作品っ♪)
(1963年/監督:小沢茂弘/出演:大川橋蔵、松方弘樹、高田浩吉、 ミッキー・カーティス )




(独り言)

 1週目。『恋や恋なすな恋』は、人形浄瑠璃『芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)』(歌舞伎では『葛の葉』)と清元の『保名狂乱』を基にしたファンタジックな時代劇。安倍保名(あべのやすな)は陰陽師。大陰陽師・安倍晴明のおとっつぁんであります。白狐の化身である葛の葉がおっかっつぁん。なんと、劇中でアニメーションも用いられている! 噂によると、当時、内田吐夢監督は中村錦之介とのタッグで話題となっており、それを意識した大川橋蔵が、「私も内田監督と仕事をしたい!」と強く要請して実現した企画であるらしい。未DVD化作品です。併映はビデオもDVDも出ていない未ソフト化作品『一万三千人の容疑者』。戦後最大の誘拐事件と言われた“吉展ちゃん誘拐事件”を捜査した刑事の手記を原作としたドキュメンタリー・ドラマ。先日、御逝去された市原悦子が出演している。市原悦子は、後に恩地日出夫監督のテレビドラマ『戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件』にも出演しており、この事件に余程の関心を抱かれていたように思う。監督は関川秀雄。関川監督の作品はイイですよ。この上映はレアな機会! 時代劇+現代劇という組み合わせも◎。

 2週目。『越後つついし親不知』は、巨匠・今井正が水上勉の同名小説を映画化した<東映文芸路線>の1本。原作は長くない。なので、相当に脚色で肉付けしている。ちょっと重いけれどもね(そりゃ水上勉だからなあ) 見応えはありますよ。キャストも実力派がズラリ。さて、この作品が重いので、併映作品はプログラム・ピクチャーの雄・石井輝男監督が手掛けた現代サスペンス、行っときましょうっ♪ 『実録三億円事件 時効成立』であります。<実録>といっても、未解決事件なので、一つの憶測物でありますが。犯人を演じて主演するのは、現・東映代表取締役グループ会長&ティ・ジョイ代表取締役社長&テレビ朝日社外取締役である御曹司・岡田裕介。小川真由美が綺麗〜。これ、なかなかに面白いですよ。

 3週目。『渡世人』も未ソフト化作品。佐伯清監督も、一時期の東映を支えた職人監督。このシリーズ(2作品)は未見なので、作品についてはなんとも未知数。観てみたいなぁ、っと。併映は『大阪ど根性物語 どえらい奴』。ハイ、来ました。鈴木則文監督作品。これが初監督作品でいっ!! 「鈴木則文監督作品は最初から面白かった!!」という事実を如実に示す1本。【不況の波に覆われた大正時代の大阪を舞台に、霊柩車を発案した青年と従来の葬儀屋が繰り広げる葬式合戦を、恋あり、笑いあり、涙ありで綴る】というスジ。御当地映画でーす。任侠物+コメディというのも良い組み合わせだなぁ、って。

 4週目。『続渡世人』。前週に引き続いての第2弾。これも未ソフト化作品。前作と同スタッフ。キャストもほぼ同じです。どんなんやろか? ワクワク、ワクワク。併映は『用心棒市場』。これは任侠物ではなく時代劇。小沢茂弘という監督は、後に「君は人徳が無いから」として、バッサリと東映を解雇されてしまったけれど、作品は面白いものが多い。多作なのでムラはあるけれども、この監督もプログラム・ピクチャーの雄です。こちらはビデオこそリリースされたけれど、DVDが出ていない。主演は大川橋蔵。デビュー間もない松形弘樹に、ロカビリーの雄、ミッキー・カーチスも出演。東宝で『暗黒街』シリーズなど数作品出た後だな。この年、ミッキー・カーチスは傑作『真田風雲録』にも出ている。俳優活動が波に乗り出した頃の作品。あと、既にベテランであった高田浩吉も出ている。「俺を忘れてもらっちゃあ困るぜ!」とばかりに。どちらも、スクリーンではなかなか観る機会の無い作品です。是非、どうぞ。

 ってなところですー。

 みなさまもおいでやす♪
 

【料金】(チケットは館内2階にある券売機にてお買い求め下さい)
・大人→1,300円
・学生→1,100円
・シニア→1,000円
・障がい者→1,000円(←劇場案内には「身障者」とあるけれど、「身体」でなくても割引適用となるそうです。但し、要手帳提示のこと)
・小人→700円
・20時以降は800円っ!!!

【TEL】
06−6641−8568

※1:タイムテーブル等は劇場に直接お問い合わせ下さい。
※2:連日オールナイト興行です。
※3:朝一番の回のみ、本編途中(後半)からの上映であることがチョクチョクとあります。←こういうところが昭和だねえ。
※4:この劇場は、スクリーンの四方に薄いマスクが掛かっており、その部分に映像が被さります。やや気になりますが致し方ありません。あらかじめ御承知の上で御鑑賞下さい。


<添付画像使用許諾:(C)東映>
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