共同通信社 2019/01/20 11:07
日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告の失脚に関連し、フランス政府が自国の自動車大手ルノーと日産の経営統合を日本政府に要求したことが20日分かった。フランス政府はルノーの筆頭株主で、自国経済のため統合を求めてきた。日産はゴーン被告の不正を暴露することで阻止してきたが、フランス政府は、より圧力を強めた形だ。
マクロン大統領の意向という。関係者によると、フランス政府代表として訪日したルノーのマルタン・ビアル取締役や、ルメール経済・財務相の側近らが、20日までに経済産業省に伝えた。
ルノーは近く、ゴーン被告の会長兼最高経営責任者(CEO)の職を解く予定。
KYODONEWS フランスの販売店に掲げられたルノー、日産のロゴ=15日、サンタボル(ロイター=共同)
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