■店員に「土下座強要」で逮捕続く…「お客様は神様」から意識変化?
(弁護士ドットコム - 01月19日 10:22)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5462840
日本のサービス業の、過度の「お客様は神様」化は確かに問題。
お客様は、実際に神様でもなんでもないから、こんな問題が起きるのでしょう。
下世話な言い方になりますが、「下手に出ればつけあがる」勘違い客は、このストレス社会が膨れれば膨れるほど増えるのは自然の道理。
仕事で病院回りをしていますが、そのとある病院のスタッフルームの壁に、こんな張り紙がありました。
「患者さまの声に耳を傾けよう」
え? 患者さま?
耳を傾けるのはいいんですが、気になったのは、この「患者さま」という呼び方。
これに強い違和感を感じで、おもわずスタッフの人に聞いてしまいました。
「今は、患者さんじゃなくて、患者さまというんですね。」
そしたら、そのスタッフがこっそり教えてくれました。
「これ、実は厚生労働省からの指導らしいですよ。」
ほらね。案の定です。
これはまさに、霞ヶ関の感覚が、現場の空気を理解していないと言わざるを得ない。
日本の中枢の感覚が、すでにトンチンカンなんです。
現場の空気などわかりもしないで、ただ無用な現場トラブルを回避したいために、ひたすら客を持ち上げて起きなさいという安易な魂胆が見え見え。
サービスの現場に、度を超えた顧客ファーストの空気が充満していくのは、そもそも、サービス業の側に、コミュニケーションのスキルがなくなってきている証拠なのかもしれません。
きちんとしたサービスを提供しているのなら、サービス側だって必要以上にへり下る必要はなし。
そろそろ店が客を選んでもいい時代かもしれません。
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