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2019年01月19日11:40

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東電、小森常務「250ミリシーベルトが、北の方へ行くんだよね・・・」

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北川 高嗣(さんのFBより)
2014年5月23日
人類史最大のドキュメンタリー。
3.11の2011年3月12日深夜から15日未明にかけての49時間。
人類が有史以来最大の危機に陥った。おそらくキューバ危機以来の危機であり、実害は遥かにそれを超える。
人がどれほど、愚かか。制御不能なモンスターを造り上げ、それら4体が、それぞれの仕方で、次々と雄叫びを上げながら、踊り狂う。どの一体ですらも、地球を窮地に陥れる可能性のあるものだった。

ある、”権威ある学者”は言った、
「格納容器が壊れることなど、考えられない。どのような考え方をすれば、想像力をたくましくすれば、そのようなことがあり得るのか?メルトダウンすら2億年に一回あるかないかだ。」

「2時間で、メルトダウン、2時間で、格納容器も壊れます。」

2億年は、どこへ行った????

1号機は、まっしぐらに炉心溶融し、格納容器をも突っ切った。
2号機の格納容器は、メルトダウンを待たず早々に自壊していた。原子炉は、開放(ベント)され、モンスターは放射能を”好きなだけ”大気中に吐き出した。
3号機は、大爆発で垂直黒煙を上げ、その後3年間、誰も近寄ることすら出来ない。昨日格納容器からの汚染水漏れが確認され、格納容器破損の確証が得られた。
4号機は、1550本の燃料棒を抱えたまま、火災、大爆発(Ground Up,建て屋の損傷は最大)を起こし、倒壊の危機を抱えたまま、世界を震撼させた。

米軍は50マイル避難指示を出し、海上150キロに待機した、ロナルドレーガンは、廃鑑しなければならないほどの被曝を負った。

その、日本はおろか人類の命運を握った、49時間。
この記録は、何度見ても、身震いを禁じ得ない。

「えーっと、線量が上がっておりまして、30、40、というのは、
こちら、単位は、”ミリシーベルト”パーアワーでございまして・・・」

東電幹部すら、マイクロか、ミリか(千倍違う)判別つかない混乱ぶりだ。

500マイクロSv/hの最終基準を遥か超えている。
第15条、緊急事態宣言、が発令されるべき線量だ。

「3号機、エアロック開けると【300ミリシーベルトパーアワーになる】ということで、すぐに締めました。」

・・・何なのだ、300ミリシーベルトパーアワーって・・・

「はい、ヨウ素の放出となりますが、ドライウェルからの直接放出で、水を通さないので、ヨウ素の線量が桁違いに上がります。」

「最大ポイントで、5700ミリシーベルト。南南東の風で評価しますと、250ミリシーベルト(パーアワー)地帯が相馬郡の方まで広がって行くということになります。」
・・・
小森常務「250ミリシーベルトが、北の方へ行くんだよね・・・」

・・・

吉田所長「もうなんにも出来なくなっちゃうんですけど、ウチの社員、退避させてよろしいですか?」

吉田所長が叫ぶ、
「本店!本店!!大変です。
 3号機、爆発、多分、水蒸気爆発!!」

本店(高橋フェロー)
「ああ、1が3に変わっただけね。
 国や保安院が、水素爆発って言ってんだから、
 いいじゃない、そういうことにしといて。」

勝俣会長(マスメディアと中国外遊から帰国)も登場している。
「まあ、そんなことはあり得ないとは思うんだが、
取材を受けたら、先ずあり得ないが、と言っておくよ。」

その49時間の生の記録(東電テレビ会議)を3時間半に集約したDVDが、製作されており、更にそれを26分に凝縮したものが、公開された(Our Planet TV2014年5月20日)。
【東電テレビ会議】情報統制と被曝〜震災3日後に何が(25分)
https://www.youtube.com/watch?v=xR1dzyA8Y4Q

なぜ、これで、平気で、何の反省も無く、誰も責任をとることも無く、国民的コンセンサスを得ることも無く、再稼働、核燃サイクル推進、が出来るのか?

理解出来る人間は、おそらく一人もいないだろう。

こんなことを、まるで無かったことのように、当たり前であるかのように放置することを許容できる人間は、この地球上に、一人もいないだろう。

そのことを鮮明に思い出させてくれる、25分である。
(国の為政者は、それよりも、文鮮明か????)

写真:小森常務
「250ミリシーベルトが、北の方へ行くんだよね・・・」
唯一、「住民に大変な被曝をさせてしまった」、
と号泣する、小森常務。激しい悔恨の情を見せた唯一の東電関係者だ。

東京電力の小森明生常務が2011年3月18日、原発事故後初めて東電幹部として福島県を訪問した。「大変な心配と迷惑を掛けたことをおわびします」と謝罪。会見後、感情を抑えきれずに号泣した。

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