話が終わってないアニメが多い中、
ちゃんと終わっているだけで良しとしなくてはならないのかもしれませんが、
今回見たアニメはちょっと切ないアニメでした。
◎『ウェルベールの物語』
王国が林立している、中世ヨーロッパ風の世界。
ウェルベール国の王女、リタ・シオールは、
強国サンガトラスとの戦争を避けるため、
サンガトラスの王子、ゲルニアと政略結婚することになっていた。
しかし、実は殺人鬼だったゲルニアに殺されそうになったため反撃し
たまたま居合わせた女盗賊、ティナと共に逃亡の旅に出る。
生真面目な王女様といい加減な女盗賊とのでこぼこコンビの旅が面白い。
王女様は、紆余曲折あって、ガラハドというサンガトラスの騎士と恋仲となり
めでたく結婚の約束をするも、最後の闘いでなんとガラハドは死んでしまう。
最終的にリタはウェルベールの女王となり、
ティナは女王の護衛隊長となりメデタシメデタシ……って、
いや、コレ、ちょっと切なすぎるだろ!
◎『エンジェルビーツ』
以前、話しを知らないうちに先にフィギュアを手にいれてしまっていたので、
遅まきながら見てみました。
若くして死んだが、やり残したことがあり、
死にきれない若者が通う高校を舞台にしたお話。
そう、登場人物は皆、すでに死んでいるのです。
これはもう設定からして切ない。
満足し、往生すればその場から消えてしまうのですが、
あまりにひどい人生だったユリ達は、神に抗うため、
仲間とともにNPC然の学校体制側と戦闘を繰り広げる。
生前の記憶が無かった主人公は否応なくその戦闘に巻き込まれていくが…
最終的に戦闘の中で、仲間の絆が深まり、
皆、満足して一人一人消えていく。
意外なのは主人公が好きになるのが、
メインヒロインのユリではなくて、
当初、ユリ達と対立していて天使だと思われていた生徒会長のかなでだったこと。
これはハルヒシリーズのハルヒと長門有希の人物設定にそっくりだね。
最後に消えた後、転生したらしい二人が
また街角で出会うシーンで終わるという「救い」がある。
ハルヒ的、独善的なメインヒロイン、仲村ゆり
長門有希的、無口無感情の生徒会長、立華 かなで
ちなみにかなでのCVはなんと超カワイイ妹声の花澤香菜なのだけど、
なにせ無口な設定なので、せっかくの花澤香菜が活きていない。あぁ…笑)
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