1月17日、木曜日。
阪神淡路大震災から24年。
この地震のことに関しては、2012年1月17日の日記に詳しく書いた。
コチラ→
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1814668370&owner_id=430289
僕、この日記で「死ねっ」って言葉を使ってるんだよね。当時、本当に頭に来たことを思い出して、そのまま書いたのだけれど。これはね、ホントに数少ないこと。僕、そうそう滅多に使わないからね、この言葉。
にしても、24年か。もうすぐ四半世紀が経つんだね。
前日、枕元に線香を用意して寝たから、忘れてはいないんだ。忘れてなるものか、と思っている。当時、僕は高校生で、学友も友人・知人も大勢亡くなったし。あと、当時付き合ってた子もね。数日後に見つかったんだけど。
起きて、ベランダで線香に火を点けて。無宗教なんだけどね、僕は。でも、それぐらいしかできないもん。「それがなんになるんだよ!」って言われたら、何にもならないかも知れない。ただ、「自己満足だろ!」って言われたら、「いや、そうかも知れないけど、そういうつもりは毛頭無い」と答える。風化させたくないんだ。
その後は普通に過ごした。
締切が迫っている原稿があったので、それに取り掛かった。600〜700時程度の原稿だし、あれこれと調べ事をしなくてはならないわけでもないので、それほど手間な仕事ではないのだけれど、僕は締切ギリギリに取り掛かる癖が昔からある。だから、「19日の朝までに上げたらいいかあ」とも思ったのだけれど、珍しく、「今、やっちゃえ」となった。
書き上げないと、「ああ、締切がー」と、ずっと気にはなるから、早めに書き上げる方がイイな、と今回実感した次第。
映画関係の原稿なのだけれど、今回は作品紹介ではなく二番館の楽しみ方についてコラム風に書こうとだけ決めていた。ただ、それ以外は真っ白な状態だったので、モニターの前でしばし腕組み。ただ、書き始めてからは、多少の行ったり来たりはしたものの、30分も要さずに書き上げることが出来た。
おおっ!! 締切より1日半も早い! それも一昨日に資料を受け取りに行ったばかりだから、2日で書き上げたことになる。やれば出来るじゃないか(←ダメ出しされないことを祈る。切に祈る)
夕刻には書き上げたので、時間が出来たし、「締切がー」と気にしなくても済む。
一言で表すと楽。
なので、簡単なものだけれど料理をする余裕も出来た。
『肉吸い』を拵えた。発祥店・千とせ風のオーソドックスなもの。豆腐&落とし玉子入り。これに、ほうれん草のおひたしとかぶら漬け。あと、ぬく飯。美味しかった。
その後、昨日、つぶやきにも書いた『クール・ランニング』を久々に再見。「<『クール・ランニング』みたいなの>が観たいなー」と思ったのだけれど、手近にあったのが『アンネの日記』(180分て……)とかだったので、ね(苦笑)
やっぱり良かったです。クライマックスで、「ベタやなー」と思い、でも、次いで、やっぱり感動。ただ、この「ベタやなー」は、何度も繰り返しビデオで観ていた10代の頃には思わなかった。それだけ、スれたのだと思う。僕自身が。でも、直後に感動した僕も居るわけで、その僕をこそ大切にしたいな。
続けて、『愛と誠』(2012年版)を再見したのだけれど、僕はこれ、やっぱり苦手だわ。
と、そうこうしている内に、1月17日が終わった。
この日になると、やっぱり思うよ。
「あー、僕は生きているなあ」って。
特攻隊の生き残りである俳優の西村晃(故人)が、「死んでいった仲間のためにも、生きている間は、精一杯楽しんで、生き切るんだよ!」と言っていたらしい。それも一つの供養であり、生き残った者の務めでもあるのだと思う。
これ、往々にして忘れてしまうんだけどね。いっときの感情に呑まれてしまったりして。
でも、あれやこれやが風化していくけれど、せめて、この日には毎年、思い出さなくちゃ、と思う。完全に風化させてしまってはいけないと思う。
そういうことを改めて考えた日でした。
以上です。
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