mixiユーザー(id:9308023)

2019年01月14日01:06

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グリモワール

現代人は鼻で笑ってしまうかもしれませんが、
グリモワール(魔導書)って実在する。
だからって魔道そのものが実在するわけじゃありませんよ。
ただ昔の人々は魔道の存在を本気で信じていたんです。

実際にどれくらいの数が実在し、発見されているのかはわかりませんが、
そういう方面に詳しい人なら知ってる魔導書だけも10冊は存在します。
その一部を紹介。

1、ソロモンの鍵
 これは遅くとも15世紀には書かれていたようです。
 実際に広く流布されたのは17〜19世紀。
 これは1冊の書物を指す名称ではありません。
 ソロモン王に帰せられる偽ソロモン文書というべき魔導書群の1ジャンルであり、
 様々はタイトルが付けられた数多くの異本群として存在しているのだとか。
 これらの中からオリジナルテクストを導き出すのは困難だそうで、
 いまだ謎に満ちている。
 内容は降霊術のための魔法円、七惑星のペンタクル、祈祷文、魔術道具の作成や
 清めといった準備作業、魔術作業の日時の選定といったことが幅広く記されている。
 現存するのはすべて写本で原本は失われている。
 写本は大英図書館やポドーリアン図書館に保管されている。
 これら写本も羊皮紙に記されたもの。

2、ホノリウスの誓いの書
 現存する最古の魔導書の1つ。
 テーベという都市のホノリウスが書いたとされるが、このテーベという都市が
 結構厄介もので古代ギリシャと古代エジプトに存在した。
 ただこの魔導書の歴史をみるとホノリウスがアレクサンドリアのエウクレイデスの
 息子とされている点と、ホノリウスが後の教皇ホノリウス3世にとって
 代わられていることから古代ギリシャ説が有力。
 古代エジプトだとパピルスに記したことになりその後の時代に残るとは
 思えませんしね。
 内容は93の章に分かれ、古代ギリシャの主要な魔術の中心地から811名の魔術師が
 集まりすべての魔術の知識をまとめようとした会合で話された内容とのこと。

3、ネクロマンサーズ・マニュアル(ミュンヘン降霊術手引書)
 ラテン語で記された魔導書。
 内容はモンスターの召喚や生贄の捧げ方といったもの。
 ミュンヘンのバイエルン州立図書館に所蔵されていることから付いた仮称。


中世の欧州では魔女狩りが公然と行われた暗黒の時代があり、
そういった暗黒面と当時の人々の宗教観等がわかりちょっとロマンも感じます。
暗黒面の方をより強く感じますがw

しかも庶民が書けるものではないので書いた人は資産家であったことは容易に想像
できます。
それなりの立場にあった人物だったのでしょう。
またローマ教皇が絡んでいることも興味深いものがありますね。
魔道といえば宗教とは対立するものであったはずですから。

こういった分野が学問的には何に分類されるのかはわかりませんが
ちょっと興味をそそられますw

 
 
 

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