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2019年01月10日14:59

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亀山工場−4000人の人員整理(事実上のクビ) シャープの身勝手を許せるでしょうか

亀山工場−4000人の人員整理(事実上のクビ)
シャープの身勝手を許せるでしょうか
奥野 忠
https://www.facebook.com/okunotds/posts/971964809668038
シャープ亀山工場で1年間で4000人もの人員整理が行われていました。

三重県の発表によると、シャープ(株)から業務請負しているカメヤマテックの下請派遣会社が2017年12月から翌18年12月までに3938人の離職者を出したとのことです。うち外国人2097人、日本人1841人にのぼります。

離職3938人のうち「会社都合」は698人で、「自己都合」は3240人というものの、実態は減産による雇止めです。「自己都合」というのは、離職を余儀なくされた労働者に責任転嫁する姿勢にほかなりません。

派遣会社は、労働者を1か月、2か月の短期で雇用し、雇用期間が終わると他の名義の派遣会社に移籍することを繰り返していました。これは社会保険加入を逃れ、有給休暇を与えなくてもいいようにするための悪質な細切れ雇用です。

当初は時給1200円、残業含め手取り33万円だったが派会社を移されるたびに賃金が減り、最後は12万円だったという労働者もいました。雇い止めされた労働者は生活に困っています。

亀山工場はアップル「iPhone」の液晶パネル専用工場でしたが、「iPhoneX」以降は液晶パネルではなく有機ELを採用し、韓国企業から供給を受けることになったため、亀山から「iPhone」部品の生産が撤退されることになったといいます。

昨年末、台湾・鴻海精密工業と子会社のシャープは、中国珠海市に1兆円規模の最新鋭半導体工場を建設する方向で地元政府と調整に入ったと報道されました。

また、年末に記者会見した鴻海・シャープ社長は「日本はインフラこととが高い。生産と開発を住み分ける」と言明し、生産の海外移転を加速する考えを示しました。

このような状況の下で、亀山工場と多気町にあるシャープ三重工場での今後の雇用が心配です。

鴻海・シャープは、雇止めは下請け派遣会社がやったことだと労働者を失業に追い込んだ責任をと言っていません。労働者を人間として扱わず、部品、モノ扱いです。

現状はシャープやそれに甘い三重県当局への批判が弱いのが残念です。

大企業の身勝手を許さず雇用と地域経済に責任を持つよう働きかけていきましょう。
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