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2019年01月09日01:54

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野球ってのは実に不思議な競技でして

およそスポーツと呼ばれるものは、おしなべて厳格なルールに基づいて行われている。
それは、スポーツの成り立ちがたんなるじゃれあい競い合い殺し合いから、レクレーションへと変化していったことからも必然。
だからどんな競技でも細かいレギュレーションが定められている。
マラソンは42.195キロって、別に42キロでええやん。
でも、そうなってるんやからそんだけ走らなあかんし、その距離をどれだけの時間で走ったかに意味がある。
ボクシングのリングの広さ、サッカーのフィールド、テニスのコートなど、競技する面積はたいてい明確に定められている。
なかには自然の地形を活かしてプレイするゴルフみたいなのもあるけどね。

そんな中で、際立って不自然なのが野球やねん。
ピッチャープレートからホームベースの距離は18.44メートルと決まってるし、ベース間の距離とかベースの大きさにまで定められた数値がある。
ところが、プレイするフィールドの広さがまちまちなのはなんでなんやろ。
たとえばキャッチャーフライ、広い甲子園やとキャッチャーが下がっていけば捕れる飛球でも、狭い球場やとネットにあたったりスタンドに入ってファールになってしまう。
同じ打球で違う判定になるっておかしいよな。

まあ、キャッチャーフライやファールフライはええとして、問題はホームランや。
野球規則には両翼320フィート(97.534)、センター400フィート(121.918)以上あるのが望ましいとなっているが、それだけなければならないとはなっていない。
あくまでも理想にすぎず、実際にプロ野球が本拠地にするグラウンドでも、神宮、横浜、甲子園はそれを満たしていない。
ただし、甲子園は大きく膨らんだ形になっているので、左中間右中間は福岡ドームと並び、もっとも長くなっており、それがホームランの量産を阻んでいる。
ちなみに、ホームランが出やすいといわれる東京ドームはここが110メートルで、甲子園の118メートルより8メートルも短い。
全体的に見ると、横浜球場がいちばん狭く、ホームラン打者を輩出している理由もどうやらここにあるらしい。

ほな、広いのと狭いのとどっちがええの。
結論が出ていないから、統一がなされていないといえなくもない。
一般に、投手を育てたいならホームランのでにくい広い球場、打者を育てるにはホームランの出やすい狭い球場と言われる。
広島市民球場時代のカープや、いまに続くスワローズの強打者続出っぷりや、タイガースの投手王国さを見ると、それもそうなのかなと思う。

タイガースで去年までコーチをしてた片岡がこんなこと言うてた。
同じ球打っても、スタンドにポンポン入るのと手前で落ちるのとでは気分が違うでしょ、そりゃ入ったほうが気持ちいいし、自信にもつながるってもんですよ。
なるほどねえ、そらそやわ。
その自信がいざってときに背中を押してくれて、そういうことが積み重なって実力になっていく。
やっぱり、甲子園は広すぎると思うんですよ。
ラッキーゾーンの復活、お願えしますだよ、阪神球団様ぁ。

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