テレビ漬け

昨日は、今年初のバレエのレッスン日だったのに、
仕事中にどんどん疲労が溜まり
元気が吸い取られて
ついにレッスンに行かずに帰ってしまった。

それは何かの思し召しなのか
家でテレビを付けていたら
ナウシカの放送の裏で、
マイケルジャクソンの最後の日の
再現ドキュメンタリーを教育テレビでやっていた。

ナウシカの映画好きだからテレビ付けていたのだけど、
マイコーのテレビは最近なんの情報も仕入れてなかったので
衝撃な出会いだった。

中身も衝撃だった。

華やかな反面、大バッシングのとても正常に保てないほど
酷い扱いもあったのも一応知っていたけど

コンサートのリハをしながら
眠れない日々が続いていたのは
知らなかった。

直前までどれだけ成熟した良い雰囲気の中でのパフォーマンスは
This is it で感じていたけど
その裏で、体のコンディションがギリギリの綱渡りは知らなかった。

事実は変えられないけれど
ファンから見ても
あのコンサートはやらなくて良かったのじゃないかと
改めて思う。

とても見たかったし
すごく見たかったし
なぜかチケット販売後に用もなく
ロンドンの02アリーナも散歩してしまうほど
未練はあったのだけど。

あの体でコンサートをしたら
やっぱりどこかで何かが起こっていたと思う。

見た人と、見てない人ができたら
それは、感情が恐ろしいことに。。。

生きていて欲しかったのは
絶対の願いだけど
マイケルが生き延びられる程
世の中の環境が整っていなかったのではないかと。

薬がないと眠れない
それが中毒になり
最後は起きる事が無かった。

絵本のように、三行で表せるほど、
表面はシンプルな事だったのかも。


それがどれほど
生きる事に大切だったのかも
感じられる。

私は何物にも頼らず
疲れれば寝てしまうけれど
それは凡人の最大の幸せなのだと。

忘れられない哀しすぎる出来事だけど
それが運命となぜかすんなり受け入れられるのは
人間離れしているようにやはり思ってしまうからなのかな。。。

人間離れしているように思うから
特別な気がして
何でもできてしまう、乗り越えられてしまう
強い部分があると、
でも、やっぱり人間は超えられない。

もしくは、超えて良い人間の部分と
越えられない人間の部分は混在しているのだと。

書き始めるとダラダラ同じことに打つので
マイケルのダンスはジャンルに名はなくても
脈々と受け継がれているし
その点ではほっとする。

で、ナウシカがまだやっていて
見れば見る程、映画の完成度が高い!!
音の使いや
静止がの使い。
オームが静止画で動かないのに
ゆっくりパンするだけで
そこに静寂の空気感が生まれる。

CMがなかったらもっと入り込めたけどね。
CMがあったからマイケルの番組にたどり着いたのだから
これも何かの小さな運命なんだろうね。
もっともレッスン行っていたら
テレビは付けないので見なかったかも。

話は戻るけど
映画で静止画って、何なのよ。
それで表現できるって、何なのよー。

普段動画をガシガシ扱っていると
止め
のすごさを知らされる。

ま、世界を変えて、バレエで止まっているのは
とても大変なことなので、静止というのは
動物にとって偉大なことなのかもしれない。

マイコーのコンサートもとてもとてもながーーーい
止めの時間があったし。
止めというか、溜めの時間。

その止めの溜めにネルギーが貯まる。

ナウシカを見てテレビを消せばよかったのだけど
消さなかったら
「どん底どっこいしょ」
というどうしょうもない程人生の辛さを味わった人が
浮上した話をやっていた。

お金の話は本で読んだ人だった。リアルに動くところを見れたのが
感慨深い。やはり動くというのは本能的に興味を惹く。

ラストは、Noと言えない女性の話。
修羅場に直面して
乗り越えてNOを言えるようになったと。


ふと、私もNOと言えない女のカテゴリーにどっぷりいる。
でも、それが危険なのを知っているから
Noを言わなくて良い環境でぬくぬく生きていると
遠い目に。。。


感情や感覚をあれこれ揺さぶられる一夜だった。


憔悴しながら寝ても
気持ちよい熟睡にはならず
今朝もなんだかな目覚め。

でも、そんな日も、こりずに前から予約していた
スタバのコービーセミナーに出て
楽しいひと時を過ごす。

単純なもので、お金払って楽しい時間を過ごして
美味しいコーヒーの強制的な出会いで
体調が通る。

そう、昨日の何か疲労感は、
体にエネルギーというか、体液というか、気持ちの流れが
止まってしまい、なんとなく重さを感じていたのではないかとね。

それがスタバで、すーーーと流れた!!


結局、自分は自分の都合よく生きているだけかなと。