1月4日
今いるところから始めていこう
酒を止めることは、ほんの始まりに過ぎない。大事なことは、私たちが自分の家庭や職場や、そして人生のいろいろな場面で、AAの原理を具体的に実現していくことである。
アルコホーリクス・アノニマス 29ページ
AAという環境の中でみんなと陽気にやってゆくのは、私には簡単なことだ。飲まないで生きるための行動をとる一方で、酒の地獄から解放された共通の喜びをAAの仲間たちと祝している。AAの中の色々な仲間たちに、この喜びの訪れを伝えてゆくことも、それほど難しいわけではない。
しかし、家庭や職場となると話は違ってくる。日々の些細なことに年中フラストレーションを感じ、微笑んで優しい言葉をかけることや、いたわりをもって耳を傾けることが、簡単にできなくなるのが家庭や職場である。AAの12のステップを通した私の歩みが本当の試練に出会うのは、AAという部屋の外側でのことだ。
--------------------------------------------------------
「今日を新たに」 2004年5月31日 翻訳改訂版発行
AA日本ゼネラルサービスオフィス(JSO)発行
--------------------------------------------------------
1月4日
自分がアルコホーリクであることを、私は本当に受け入れているだろうか? 歪んだプライドを捨てて、自分が単なる酒飲みとは違うという事実を受け入れているだろうか? いつの日か飲めるようになるだろうという考えを、ちょっぴりとでも残してはいないだろうか? 自分自身と自分以外の人々に対して、本当に正直になっているだろうか? 自分を見つめ、してしまった過ちを認めているだろうか? 友人との関係を明らかなものとしているだろうか?
私の関わる姿勢によって傷ついた人々に、埋め合わせをしようと努力しているか?
黙想
私は自分を含め、すべてのものが良いものであると信じよう。良いことが起こるということも。神は私を心に留めて下さり、必要なものは与えて下さることを信じよう。先のことに目を向けない生き方を努力しよう。歩む道は一歩一歩目の前に明らかにされていくものだ。明日の重荷は神にあずけよう。神は偉大な担い手なのだから。神は私に今日一日だけの割り当てを担うことを期待しておられる。
祈り
宇宙の重荷を自分の肩に背負わないようにさせて下さい。今日一日、私の分担をまっとうすることで満足できますように。
ホームカミング社 「一日二十四時間」より
※私の独り言※ AAにつながって、12のステップのプログラムをやっていこうとするのはそれほど難しいことではありません。やっていこうという意欲さえあれば、十分なのですから。けれど、AAの外に出るととたんにAAのプログラムがすっ飛んでしまうということはよくあることです。その中でもAAのプログラムをやっていこうとすることに本当にプログラムを生きる、ということがかかってくるのでしょう。
私たちは確かにある期間飲酒が止まっています。アルコホリズムの本質を知らないごく普通の人たちにとっては、「もう少しだけなら大丈夫だろう」とか、私たちアルコホーリクにとって致命的なことを平気で言ったりもします。けれどそれにいちいち腹を立てていたら私たちアルコホーリクの身が持ちません。ただきちんと「自分はもはや飲めないんです」と事実をありのままに伝えるのみです。車のドライバーを務めるとか、そういう環境を作ることも大切でしょう。そこで大切なのは、「受け入れること」ではないかと思えるのです。
/\○/\○/\○/\○/\○/\○/\○/\
山口、AA宇部グループ Mike(マイク)
ログインしてコメントを確認・投稿する