弟『うちの子にクリスマスプレゼントとして、ペーパークラフトで車つくってやってくれ』
(型紙はある)
私『もう少し大きくなったらな』
弟『もう四年生だし、大きいわ』
私『ペーパークラフトを大切に飾って眺める年齢には達しておらん』
弟『ええやん、子供なんやし』
私『持って遊べる車のオモチャでも買ったれよ』
弟『アレ(ペパクラ)の車種がいいんだって。俺つくれんし』
私『作ったはいいが、即日破壊されたことは忘れてないぞ。うっかり踏んだとか知らずにぶつけたとかじゃなくて、判ってて粉砕していたぞ。絶対つくらん』
弟『子供のすることだろう』
私『だから大人になって、人が作ったものを大事にするという心が生まれたら作るわ』
弟『けちくさ』
私『イヌネコにおもちゃを与えるのと違う。綺麗に見えるように工夫して、どこに出しても自慢できるような仕上がりにしたものをバリバリにされて平気なメイカーはおらん』
その後もいろいろ食い下がられたけど、大きくなったらな、で押し切った。
型紙は預かった。10年後くらいには再び作ってあげられるだろう。
いらんかもしれんけど。
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