2018年01月30日11:15全体に公開
「ええか お前らは社会のルールを破ってここに来たんや…」
から始まって
ワシら３人の衛生夫を廊下に立たせて延々と説教を垂れる
ワシらの担当刑務官！
「二度とこんなところに来るなよ
ええか？ 社会復帰言うのは
口で言うほど簡単な事と違うんやで？
もし、それが人様に知れたらみんなどんな目で見るか想像もつかんやろ？」
ワシら内心「また始まった…」と思てたけど
この荒木（仮名）刑務官は時々ユーモアも交えて話す
「これは、俺のお袋から聞いた話やねんけどな
知り合いの奥さんに『荒木さんとこの息子さん、ご無沙汰してるけど、今はどうなさってるんですか？』と訊かれてな
深く考えもせずに『はい、息子は今大阪拘置所でつとめてますねん』
言うたら突然その奥さんが顔色変えてなぁ
困惑の表情で言葉を失ったそうやねん
すぐにお袋は誤解に気付いて
『あ！ちゃうちゃう そっちではなくて刑務官ですねん』
てなわけで笑いに包まれたらしいけどな
それほど世間様の目は厳しいっちゅうこっちゃ
せやのにお前らは好き好んで余計なハンデを背負ったわけや…（後略）」
みたいなね(笑)
ここだけ読んだら面白い刑務官みたいやけど
実質はこいつのせいで地獄のような毎日でした(笑)
終わり
あとがき
ワシは当初執行受刑者でした
https://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q11138142196
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