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2018年12月21日09:58

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12月21日(金) #1747 色と光の三原色

おはようございます。木下藤吉郎です。


今から40年前の1978年(昭和53年)の今日、東京都営地下鉄新宿線(都営新宿線)の岩本町駅〜東大島駅間が開通しました。

■都営地下鉄 | 東京都交通局
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/about/ayumi/subway.html


また、今から65年前の1953年(昭和28年)の今日は、イラストレーターで、「タモリ倶楽部」のソラミミスト(空耳アワー品評)の、安齋 肇(あんざい はじめ)さんの生まれた日です。

■安齋肇: PROFILE
http://www.office-123.com/harold/profile.html
























12月21日 金曜日

今週は、紅白にちなんだ雑学を書いてまいりましたが、最後となります今回は、三原色の話をしたいと思います。

つい最近まで、三原色と言えば「色(色彩)の三原色」と「光の三原色」が有名で、前者は赤・青・黄、後者は赤・緑・青がそうとされ、全てが均等に混ざると前者は黒、後者は白(無色透明)になるとされていました。

そして、美術の教科書や資料集などでは、色相環と言って、色彩の関係を環状に並べて表にしたものがあります。

私が現役の学生だった頃は、色彩の三原色にならってか、色相環は赤を基準、すなわち時計で言えば12の位置にすると、1は赤紫、2〜3のあたりに紫が来て4のあたりまでくると青紫、4の位置が青、6に近づくと緑、8の位置に黄、9あたりは黄味の橙、10時過ぎくらいできれいなオレンジとなり、赤味が増して12の赤に戻る、そんな感じの図でした。

ところが最近は、これが少し違ったものになってきているようなのです。

色の研究が進むにつれて、原色と思われていた赤、青は実はわずかに色混ぜの行われた色であり、前者はマゼンタに少量の黄、青はシアンに若干のマゼンタを加えたものとされ、真の色彩の三原色はマゼンタ、シアン、イエロー(黄)とされたのです。又、緑に準ずる色として絵の具では「ビリジアン」というものがありましたが、これにレモン色の絵の具をほぼ均等に混ぜたものが緑だという事もテレビ等で知らされました。

さらに、色彩も言わばその物体がその色のみを反射して私たちに見せているからそうなっているに過ぎないので、色彩の三原色は光の三原色に準ずる配置であるべきではないか、との説が強くなったのか、最近の色相環は光の三原色をベースにしたようなもの、すなわち赤、緑、青を三元素とした感じの表になっているのだそうです。

とくに最近は、色も絵の具ではなくパソコンなどの液晶画面を通じてデータを作成し、それをプリンターに指示して絵として出力する、つまり「電子化」「デジタル化」が進んだために、光の三原色の知識がより必要不可欠とされるようになったという見方もできるでしょう。

とくに、省エネルギーの要とされていた発光ダイオード(LED)において、赤と緑は私が学生の頃には既にありましたが、その後青の光を放てるLEDの開発成功がきっかけでLEDが全般に広まるようになり、光であらゆる色が表現できるようになった事は、技術の革命の一つと言えるでしょう。

紅白ではなく、チームを3つ以上に分けて競い合う時、それが色での分割になると、大方はそのうち2つが赤と青、残りの1〜2は黄、緑、あるいは黒、白が用いられる傾向があります。よく見ると、五大陸を象徴しているオリンピックの旗も、左から青、黄、黒、緑、赤の輪であり、背景は白です。配列の順など細かいところは諸説ある事と思いますが、色彩や光の三原色にたとえられる色と、鮮やかさ(いろどり/彩 の度合い)を司る黒と白が調合されているのは、まさに平和のシンボルと言えるでしょう(^-^)

古くから言葉の上で使われてきた赤、青、白、黒。それに黄、緑が加わって「三原色論」が広がり、さらに電気電子の研究も進んで、今日の「色」の概念が在る。色一つ取っても、その歴史は深く重みがあると言えるでしょうね( ´_ゝ`)

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