昨日、録画していたテレ東京のガイヤの夜明けを観ていたら、「超進化 ラーメン新世紀」という特集をやっていました。
オムニバスでやっていましたが、2番目に出てきた、「健康にいいラーメン」を作る企画が面白かったです。
元々IT企業に勤めていた人が、「いつも採る食事で1日に必要な栄養素を採ることは難しい」と感じて健康にいい物を作る会社を立ち上げたそうです。
そこで「ラーメンは塩分やたんぱく質等採りすぎになってしまう上に、カロリーが高いので、食べるのを控える人がいるのはおかしい」と考え、健康にいい麺を作ることにしました。
1日に必要な栄養素を全て網羅した麺を作り、「ベースパスタ」と名付けて販売をしようと、かつてファンだった「ラーメン凪」という煮干しラーメンが有名なラーメン屋に売り込みに行きましたが、スープに絡めると麺が切れてしまうので、後に大豆とぬかをブレンドし、改善して採用してもらったようです。
そして今度はラーメン凪に行き、「塩分を抑えた煮干しラーメンを作って欲しい」とお願いし、「一回スープを採った後の煮干しをもう一回使い、旨味をさらに出すことで、スープの塩分を減らしても美味しくなるようにして、1杯1,080円で販売開始した所、女性でも食べやすく、売上が好調だったようです。現在の健康志向もあり、そういうラーメンももっと出てきてもらいたいですね。
もう一つの例は、「MENSHO」というラーメン屋が、「高いけど美味しいラーメン」を作ったという話でした。
「パスタは1,500円がOKなのにラーメンはダメ」というのはおかしいと社長は思っていて、伊勢海老を使った1杯2,400円のラーメンを出したということです。
個人的には、「いくら美味しくても2,400円払ってまでラーメン食べたくない」と思いました。
ちなみにこの店はアメリカに進出していて、アメリカでは日本の倍の値段でも商売が出来るので、そちらの方で利益を上げていて、日本の方は採算が取れてなかったようでした。
2つの事例に共通していたのは、ラーメンには1,000円の壁があり、それに立ち向かうラーメン店の挑戦が見て取れました。
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