mixiユーザー(id:40818520)

2018年12月12日19:50

215 view

見落とされてきた〈女性中年フリーター〉400万人を襲う過酷な現実/雇用改善の恩恵もナシ…国が放置する「中年フリーター」という大問題

『ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困』
小林美希(著)NHK出版 新書
https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000885662018.html
こんなにも不幸な世代を作ったのは、誰だ?
バイト3つを掛け持ちして休みゼロの43歳男性、「妊娠解雇」で虐待に走った41歳女性、手取り17万円で地方医療を支える臨時公務員37歳男性──。非正規雇用で働く35〜54歳の「中年フリーター」が、この国では増加の一途を辿っている。なぜ彼らは好景気にも見放されてしまったのか? フリーターを救う企業はあるのか? 豊富な当事者取材から「見えざる貧困」の実態を描きだす。



見落とされてきた〈女性中年フリーター〉400万人を襲う過酷な現実
困窮しているのは、男性だけではない
2018.12.12
小林美希
現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58838
就職氷河期に就活をしただけなのにーー。ロスジェネに生まれた不運によって今も生活に困窮する「中年フリーター」たち。その悲惨な実情に光を当てた前回の記事は話題を呼んだ。

今回は、その存在が見落とされがちな〈女性の中年フリーター〉を取り上げる。女性の場合、結婚していると「苦境を脱している」と見なされがちだが、決してそんなことはない。

『ルポ 中年フリーター 「働けない働き盛り」の貧困』(NHK出版新書)を上梓したジャーナリストの小林美希氏の試算によれば、結婚後も厳しい生活環境に喘いでいる女性の中年フリーターは400万人以上。これまで推定されてきた中年フリーター(男女含む)の数をはるかに上回る。

さらに彼女たちは、妊娠、出産、子育てといった「女性特有」の問題として社会から押し付けられた過酷な現実を目の前に立ち尽くすことが少なくない。小林氏が過酷な実情をレポートする。
■娘のインフルエンザをきっかけに……
■「いっそ、生活保護を受けたほうが……」
■女性中年フリーター400万人の衝撃
■2004年に運命は決まっていた
■「3年ルール」という罠
■横行する「妊娠解雇」
■二人目の子供は「贅沢品」になった
■誰かを「切り捨てた」経済 誰かを切り捨てた経済は弱い



雇用改善の恩恵もナシ…国が放置する「中年フリーター」という大問題
もはやロスジェネはあきらめ始めた
2018.11.26
小林美希
現代ビジネス
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58615
かつての就職率の低さがウソのように、近年、新卒の就職市場は大きく改善した。

目下、日本を悩ませている社会問題はむしろ「人手不足」だ。政府は高齢者の雇用継続はもちろん、人手不足を補うための「移民政策」にも本格的に取り組み始めた。

しかし社会全体の雇用状況が改善するなか、正規の仕事を切望しても得られない「取り残された」人々がいる。就職氷河期に就活をして大きな割りを食った「中年フリーター」だ。彼らは相変わらず政策的な手当てをされないままでいる。

「ロスジェネ」と言われるこの世代は、10年以上前から状況の改善を求めて声をあげてきた。しかし、『ルポ 中年フリーター』(NHK出版新書)を上梓したジャーナリストの小林美希氏によれば、彼らは近年、長きに渡って状況が改善しないことに絶望し、あきらめの境地に入りつつあるという。

なぜ自分たちだけがーーそんな思いを抱えた中年フリーターの絶望と諦念、そして、彼らを放置してきたことで日本という国が受ける巨大なダメージを、小林氏がレポートする。
■非正規雇用を強いられる
■国からも見放された世代
■結婚も難しい 結婚もできない
■もはや「あきらめ」の境地 無気力化してしまった働き盛り
10 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する