シャープ雇い止め　労組「日本人も１０００人」

シャープ雇い止め　労組「日本人も１０００人」
2018年12月07日
読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/chubu/news/20181207-OYTNT50000.html
シャープ亀山工場（三重県亀山市）で多数の外国人労働者が雇い止めなどで退職した問題で、退職者らが加盟する三重一般労働組合（ユニオンみえ）は６日、津市内で記者会見し、日本人の労働者約１０００人が同様に雇い止めされたという情報が組合に寄せられていることを明らかにした。組合は、雇い止めされた労働者は外国人を含めて約４０００人に上るとしている。

組合によると、日本人の雇い止めに関する情報は６日午前、シャープ亀山工場の社員と、同工場の元労働者の計２人から寄せられた。働いていた日本人の派遣労働者ら約１０００人が、外国人労働者と同様に昨年１２月頃から順次、退職していったという。

組合は、外国人労働者約２９００人が雇い止めされたなどとして、下請けの派遣会社など１０社を労働基準法違反などの疑いで三重労働局などに告発しているが、雇い止めされた日本人労働者は１０社とは無関係だという。

シャープの広報担当者は、「会見内容を承知していないので、コメントできない」としている。