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2018年12月06日16:36

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図形のスケートとラジオ

さて、日本時間で明日の金曜日からフィギュアスケートのグランプリファイナルが開催されます。羽生選手の負傷による欠場は残念ですが、日本人選手の活躍に期待したいですね。

それにしても、よくよく考えると「フィギュアスケート」ってちょっと変なんです。だって「フィギュア」っていう英語はそもそも「形」「形状」「外観」あるいは「図形」という意味です。そこから派生して「姿」や「容姿」といった意味も持ちますが、でも、それがどうして、音楽にあわせてジャンプをしたりスピンやステップをするスケート競技の名前なのか。

そもそもスケートというものは起源がはっきりしないほど古く、石器時代にまでさかのぼるといわれています。北欧などヨーロッパの寒い地域の遺跡からは、スケート用に加工された動物の骨が発掘されているそうです。骨は良く滑るように削られていて、さらに穴が開けられているものもあって、おそらく紐のようなもので足や器具に括りつけられていたと考えられているそうです。

とうぜん本来はソリやスキーと同じように氷や雪の上を移動する手段であって、つまり実用的なものだったわけですが、中世以降になると娯楽という要素が加わってきます。冬のレジャーとしてのスケートが広まっていくなか、王侯貴族の間で「スピードよりも優雅さ」を重視したスタイルが流行します。このあたりが現在のフィギュアスケートのルーツと言えそうです。

そして18世紀、スケートで滑りながら氷の上に丸やハートなどの図形を描くことがイギリスで大流行するんです。シルクハットの紳士たちが、いかに正確に美しく図形を描くかを競い合った、これがフィギュアスケートの始まりなんだそうです。だから「図形のスケート」すなわち「フィギュアスケート」というわけです。

さらに、19世紀なかごろのアメリカで、元バレエダンサーの選手が、バレエのポーズやダンスのステップを取り入れて音楽に合わせて滑るスケートを披露して好評を博しました。これが現在のスタイルであるフリースケーティングの発祥です。ですから、スケート全体の歴史から見ると、かなり新しいものなんですね。

じつはこの「図形のスケート」、ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、「コンパルソリー」日本語では「規定」といって、フィギュアスケートの種目のひとつとして1990年まで続いていたんです。オリンピックでいうと88年のカルガリーまで、フィギュアスケートは「規定」「ショート」「フリー」の三種目で競ったんです。ネットを探すと、あの伊藤みどりさんがオリンピックや世界選手権で規定に挑んでいる動画が見つかりますよ。

ただ、そうした動画を見てもわかるんですが、この種目、圧倒的に地味なんです。技術の正確さを競うという明確な目的もあるし、試合には独特の緊張感もあるし、競技としての存在意義は間違いなくあるんですが、選手たちもこの種目では派手な衣装を着けませんし、やっぱり「ショート」や「フリー」に比べるとテレビ映えしないんですね。結局、1990年3月の世界選手権を最後に国際スケート連盟の競技会では完全に廃止され、現在、競技としてのコンパルソリーフィギュアが行われることはほとんどないそうです。

もともとは図形を描くスケートだったフィギュアスケート。歴史に「if」はない、なんて言いますが、もしも今あるような競技スタイルが生まれず、そういう内容のままだったとしたらどうなっていただろう、なんて考えると、ちょっと不思議な気がします。
なにはともあれ、グランプリファイナル、今から楽しみですね!

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と、そんな話題からスタートした、2018年11月1日のSmile on Radio木曜日。登場いただいたのは…

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Today's Smile
浜松市立広沢小学校PTA会長の大塚勇一さんをスタジオに。広沢小PTA、蜆塚中PTA、蜆塚中校区健康育成会のみなさんが主催するイベント「パラ知る!FIT in浜松」< http://sports.heromaker.com/?p=4786 >についてご案内いただきました。

「パラ知る」の「パラ」は、パラリンピックスポーツ(略してパラスポーツ)のパラ。パラスポーツやそのトップアスリートを身近に感じることで、来る2020東京オリンピック・パラリンピックに参加するきっかけになれば、との思いで開催されるトークショーイベントです。

トークショーは「夢追いかけて」と題して、男子競泳金メダリストの河合純一さん、ウィルチェアーラグビー日本代表アスタントコーチの三阪洋行さんのお二人をお招きし、東京大会に向けた取り組みのほか、ご自身の半生を振り返りながら、障がいを乗り越え、夢をあきらめずに追いかけることの大切さについてお話をしてくださいます。

河合純一さんといえば地元舞阪のご出身。パラリンピック6大会へ連続出場して金メダル5個、銀メダル9個、銅メダル7個の計21個のメダルを獲得した、まさに超人的なレジェンド。「日本パラリンピアンズ協会」を発足させ会長を務めた功績が認められ、2016年に日本人初のパラリンピック殿堂入りを果たした地元の英雄です。

三阪洋行さんは、もっとも激しい車椅子競技と言われるウィルチェアーラグビーの選手として、アテネ、北京、ロンドンの3大会へ連続出場。2012年のロンドン大会では副キャプテンとして4位入賞を果たしています。その後、日本代表のコーチとしてリオ大会で銅メダルを獲得。今年8月にシドニーで行われた世界選手権では、見事世界一に!

お二人のトークを聞くだけでなく、質問コーナーも設けられていますから、忘れられない思い出や言葉、困難に打ち勝つ方法など、聞いてみたいことがあったらぜひ。また、先月東京で行われた「パラフェス2018」では、過去最高の6,000人が集まり大いに盛り上がったそうで、近年の日本のパラスポーツをとりまく環境についても知りたいですよね。

また、三阪さんによる、ウィルチェアーラグビー「タックル体験会」も行われます。別名「マーダーボール=殺人球技」とも呼ばれ、激しいぶつかり合いが展開される大迫力の競技(動画サイトなどでぜひご覧になってみてください!)ですが、もちろん安全・安心な体験会です。来年のワールドカップにむけてラグビー熱も高まっていることですし、この機会にぜひ体験してみてください!

そしてさらに!河合さんのご好意で、なんと本物の「金メダル」と「銀メダル」を持ってきてくださるることになったそうです。すぐ近くで見られて、写真撮影もできます(もしかしたら、メダルの重さを比べることができるかも…?)。普通は現物を見ることさえかないませんから、これは貴重ですぞ!

あさって、12月8日(土)午後2時から、会場は浜松市立高校の講堂</a>です。入場無料、どなたでもご来場いただけます(なお、上履きのご用意を!)。事前申し込みも必要ありません。ただし、駐車場のご用意がありませんので、公共交通機関のご利用をお願いします。

2020年、浜松市はホストタウンとしてブラジルのパラリンピック選手団・全種目の強化合宿を受け入れることになっています。2020東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げていきましょう!ムーブメントを起こしましょう!ご来場を心からお待ちしています!と大塚さん。みなさまぜひ足をお運びください!

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Happiness Style
<p style="text-align:right; -webkit-margin-before: 0em;-webkit-margin-after: 0.5em;">※写真はイメージです。</p>野菜ソムリエ・尾白進哉先生とお電話で。テーマ食材『ホウレン草』について教えていただきました。

年中出回っている野菜ですが、本来の旬はちょうど今頃からの12〜2月。冬から春先のものは色も濃く、甘みがあるそうですから、ぜひ活用したいですね。(地域や品種によって収穫時期が異なるため通年みられるそうなので、おなじホウレン草でもよーく見たら微妙に違うのかもですね〜)

髪や視力、粘膜や皮膚の健康維持や、呼吸器系統を守ってくれることが期待されるβカロテンは油と一緒に摂ると吸収率がUPします。ビタミンB・C、マンガン、カルシウムなどをバランスよく含み、貧血を予防する鉄分が多いので女性は積極的に食べたいお野菜です。ちなみに鉄分の吸収を良くするにはタンパク質やクエン酸、ビタミンCと一緒に摂るといいそうですよ。

おすすめ調理方法は「ホウレン草のオムレツ」。軽く洗って3cm幅に切ったホウレン草を炒め、卵・牛乳・塩コショウをよく混ぜたものを流し入れて焦げ付かないように焼けばできあがり。お好みで小さく切ったチーズやベーコン、あるいはミニトマトなどを入れるのも良し。あー、トマトが入ると彩りがいっそうきれいになりますね〜。ぜひお試しあれ!

大好評の「シャンゼリゼ野菜コンシェルジュ」< http://concorde.co.jp/news/concierge/ >。毎回ひとつのお野菜を取り上げて、シェフ特製のスペシャル料理とともに野菜ソムリエのみなさんがくわしく解説してくださいます。12月は7日(金)10日(月)のランチタイム開催です。

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とむさんのMy Choice Time
木曜日のMy Choice Timeは、時代や世代を超えて輝き続けるサウンドをピックアップしてお届けしていきます。
今日は、日本のロック史に巨大な足跡を残したバンド、RCサクセション。大ブレイクする前の不遇時代を特集しました。
お届けしたナンバーは

◎わかってもらえるさ
◎ファンからの贈りもの
◎やさしさ
◎ぼくはぼくの為に
◎スローバラード
◎君が僕を知ってる

の6曲でした!

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お聴きいただいたみなさま、ご出演いただいたみなさま、ありがとうございました!
また来週〜〜(^-^)ノシ
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