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2018年12月06日12:19

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コラム793:主義なきところに主張なし

インターネットニュースを読んでいると、「暴言」に関するニュースを目にする。彼等のことは、今回、初めて知ることになった。
 
確かに自分より年長の女性に対して「おばはん」「クソが」「更年期障害」と発言してしまうと、もうこれは悪口であり、しかも非常に下品かつ悪質なものである。
 
まっ、彼等の言いたかったのは本当はこんなことではなく、個人的な心象ひとつで、後輩達の人生が左右されていることに対する批判だったはずだ。良い意味で考えれば、中堅に位置する彼等にとって、後輩の声を自分達が代弁してやろうという気があったのかもしれない。
 
マスコミや一般のネットユーザーもこの点には触れず、先のショッキングな暴言にばかり着目するだろうから、私としてはもう面白くないニュースとなっている。もしもこれを読まれた方が、「あの暴言を吐いた人物はけしからん」という印象しか持たないのであれば、ニュースの読み方としては片手落ちであり、既にメディアの誘導に毒されていると思った方がいい。
 
それにしても、あるテーマを批判する内容をネットで投稿する場合、周囲の批判からすぐに取り下げるケースが非常に多い。今回のケースでも、すぐに削除されていた。
 
私の価値基準からすると、暴言を吐いて批判されるよりも、自分の主張を取り下げて、後で釈明して取り消す方が、余程恥ずかしい。こんなことをすると、今後、彼等の居場所が何処にもなくなってしまうだろう。
 
思想はマナーと異なり、誰かの注意によって簡単に変更や矯正などできません。だから撤回や謝罪は無意味であり、もしもそれが可能であるというなら、その主張は最初から大したものではないと言える。
 
下品な暴言であれ、彼らにとって、その言葉を使わなければ表現できないことであるなら、後で「その気はなかった」なんて情けないことは言わずに、削除せずに堂々と残しておけば良かった。私はそれが主張の本質だと思うからだ。
 
もう既にこの世を去ってしまったが、過去に忌野清志郎さんが、生放送の歌番組で特定の放送局を、滅茶苦茶にこき下ろした替え歌を歌ったことがあるが、あれぐらい堂々とすれば良かったのだ。



今田耕司、とろサ久保田“暴言騒動”で上沼恵美子に謝罪「後輩がすみません」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=5405448
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