石橋被告が悪い。
一片の同情の余地なし。
厳罰で良い。
と思いますが、その一方で、何をどのように言ったの？と言うのが一向に明らかになっていません。
被害者男性の一言が、この男性と奥さんを死に至らしめ、無関係な後続ドライバーを過失運転致死傷罪で禁固刑、恐らく失業という事故に巻き込んでいます。
とかく日本は死者に優しい国です。
それはある部分尊い事なのですが、その反面、事実を誤認させてしまう要因になり得ます。
特に今回は、両親死亡、娘2人が残されるという、日本人の泣き所的な状況になっています。加えて、石橋容疑者の太々しい態度が拍車をかけ、「狂った」と表現しても差し支えない様な正義の味方が横行しているように思えます。
事故直後、誤った情報がネットに流れ、容疑者を雇用していた或いは、血縁関係と誤解された会社に、連絡が殺到したそうで、一日に百�龍瓩�も仕事と関係のない電話が掛かってきて、仕事にならなかったとか。
仮に、血縁者或いは親であったとしても、関係あるの？
と思うのですが、正義の味方は、一族郎党皆殺しにしなければ正義が行えないようです。
こういう判断基準で、今回の件が公正にみられるのでしょうか？という疑問。
加えて、マスコミも容疑者側の問題にのみ焦点を当てて煽り立てるので、拍車が掛かっているように思えます。
そもそもの話で、
自分が守るべき家族と一緒にいるときに、余計なトラブルに首を突っ込むのか？
という話です。
少なくとも私は、家族と一緒の時は、当たらず触らずを通します。
ましてや、ガラの悪そうな輩には近づきません。
1人の時なら、降りかかる火の粉は払いますが、家族と一緒なら、恐らく1人で火の粉を受け、家族を遠ざけます。
何をもって普通と言うのか？という話もありますが、私にとって、それが普通の行動です。
被害者が注意した時の下り中井PAはどういう状態だったのか？
という話が一向に見えてきません。
出口付近に停めていたとの事で、普通に考えれば、混雑していたので停められる所に停めたと解釈されます。
中がガラガラで、出口付近に停めていたとは考え辛く、考え辛いと言うのは、出口付近からでは、トイレも売店も遠いからです。
PAが混雑していて、駐車スペースが混雑していてPAに空きが無ければどうしますか？
という話です。
PAを出て、次のPA/SAを目指す。
という模範解答がありますが、実際には停められる所に停めますよね。
仕事柄、乗用車で東名高速を利用する機会が少なからずありますが、そう言う車両はよく見かけます。
出口付近は、安全帯を広めにとっており、そこに駐車する人がトラックを含め結構いらっしゃいます。
そんな中、
邪魔だ
と言われたらどう反応しますか？という話です。
すいません、直ぐ退かします。
と答える人はどの位いますかね、本音の部分で。
私なら行っちゃいますよね。
状況見えてる？何処に停められるの。
と。
下手すれば、その場で掴み合いの喧嘩になっていたかと。
ただ、被害者の方は、運転席ではなく、後部座席から声を投げつけ、奥さんが運転していたそうですが、そのまま走り去って事件に至っています。
私が加害者の立場なら、流石に追いかけはしませんが、
すんごく嫌な気分のまま運転する事になったと思うんですよね。
ひょっとしたら、それが原因で運転が荒くなる事も考えられるわけで、多分ないとは思いますが、むしゃくしゃした気持ちで運転して、ついついアクセルを多めに踏んでしまう事だって考えられます。
その挙句、事故を起こせば、その手前の状況は誰も考えてはくれずに、
スピードの出し過ぎによる事故
として、報じられ処理されます。
今回は、偶々、声を投げかけた相手が、DQNで異常者でしたので、被害者の方が被害にあっているわけですが、この加害者が、普通の人だったら？と。
被害者は、自動車メーカー勤務を経て独立して自動車整備工場を営んでいたそうです。
加害者の車は、とてもDQNが乗るとは思えないようなドノーマルの車両です。
日本人は死者に鞭を打たない事を美徳としていますが、何がどうなっていたのかを少し考えた方が良いのかと。
その上で、何がどうなっていたのかを正しく報道し、この様な事件の切っ掛けを作らないような情報開示をすべきかと。
また、例え加害者の関係者であったとしても、加害者ではなく、また、その方を裁く権利は誰も持っていないわけで、
安全地帯から石を投げるようなみっともない行為は慎むべきかと。
また、煽り運転を禁止するのと同時に、煽られるような行為を慎むように啓蒙して頂きたいものです。
大多数の人は、我慢をして黙認していますが、イラっとかムカッとかする運転をする無自覚な方々が結構いらっしゃいます。
ウィンカーを出さずに車線変更
急な割り込み
安全マージンをの車間を潰すように入ってくる車両
追い越し車線を何時までも走行
法律以前の問題で、非常に迷惑です。
■同乗の女性「くだらん」と説得するも… 東名あおり事故
(朝日新聞デジタル - 12月04日 09:39)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5403492
神奈川県大井町の東名高速で昨年６月、「あおり運転」をされたワゴン車の夫婦２人が死亡した事故で、危険運転致死傷罪などに問われた福岡県中間市の無職石橋和歩被告（２６）の裁判が３日、横浜地裁で始まった。公判では、亡くなった静岡市の萩山嘉久さん（当時４５）、友香さん（当時３９）夫婦の次女らの供述調書が読み上げられ、事故発生時の詳細な状況が明らかになった。
事故直前、一家のワゴン車は東名高速の中井パーキングエリア（ＰＡ）に立ち寄った。公判で明かされた供述によると、当時小学６年だった次女はワゴン車の３列目の座席で横になっていた。嘉久さんが石橋被告の駐車の仕方を注意しているのが聞こえた。
ＰＡを出た後、被告の車が、友香さんが運転するワゴン車の前に割り込んできた。車が止まり、「なんでこんなところに止まったんだろう」。そう思っていると被告が車から降りてきた。嘉久さんが、座っていた２列目のスライドドアを開けた。「けんか売っちょんのか」と被告。嘉久さんは謝ったが、被告の怒りは収まらない。上半身を車に入れるようにして、嘉久さんの胸ぐらをつかむ。
そして――。「ドカーン」という音が響いた。
「処罰のことは分からないので、おじいちゃんやお姉ちゃんに任せます」
◇
公判では、被告の車に同乗していた女性の供述調書も読み上げられた。
その内容によると、女性はＰＡで被告が嘉久さんから注意を受けた時「和歩がキレる」と思った。これまでも何度も同じようなことがあったからだという。
一家の車を猛追する被告に、女性は「くだらん。何回同じことするの」と説得したが、被告は聞く耳を持たなかったという。
被告の車と一家のワゴン車が止まった高速道路上で、女性は被告の腰を引っ張るなどして説得。「子供がおるけん、やめとき！」。ようやく被告は冷静になり、自分の車へ戻った。
女性はその後の記憶がなく、気がついたら病院だったという。（飯塚直人、山下寛久）
◇
嘉久さんと高校時代からの親友だった静岡市のトラック運転手、田中克明さん（４６）は法廷の一番後ろの席で初公判を見守った。
当初は「法廷で被告を見たら、殴りかかってしまうのではないか」と傍聴をためらっていたが、「自分の目で見届けて、事実を知りたかった」。この日、朝早く静岡市から駆けつけた。公判中の被告の様子について「反省しているようには見えなかった」。
仕事の都合で、傍聴できるのはこの日が最後。「うわべだけの謝罪はいらない。結果がどうなっても、私は友人としてしっかりお墓に報告したい」
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