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2018年12月04日11:37

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キャラ?

日本人は往々にして言葉のイメージに引きずられます。
特にカタカナ言葉は、その定義が曖昧なまま使われる事が多く、その運用で意味を推測している面が強いように思えます。
そう言った、曖昧な定義の「キャラクター」という言葉のイメージはそれぞれニュアンスが異なるはずで、果たして使い分けと言いながら、その前提が曖昧なものが正しく認識されているのかという疑問があります。

キャラクターとは、性格。人格。

キャラを使い分けるとは、人によって、性格・人格を使い分ける。という事になります。
恐らく、ここで言うキャラとは、

人物像

の事を言っていると思うのですが、

人物像とは、性格や経歴や業績などのこと。

となります。キャラクターの定義より、より具体的な形になるわけです。

で、本題。

本文を読む限り、そう言った言葉の定義とは異なり、自らの人間像を作り上げ、人によって使い分けているという事のようです。
端的に言えば、人によって態度を変えるという事です。

誰に対しても同じようにな対応が良しとされるなか、それが当然という考え方ですね。
誰に対しても同じような対応が良いのか?と言えば、それはまた違う話で、客と同僚、親と友人、違って当然です。
ただ、その中に自分という確固たるものがあって、その上で、態度が変わるのではなく応対の方法を変えているのが普通なのかと。

>>キャラを使い分ける学生に「キャラは自分らしいか」と聞くと、61.7%が「自分らしいキャラクターが多いと思う」と答えた。

この考え方が、私は怖いと感じてしまいました。
キャラを作ると言うのは、ある種の鎧を身に付ける行為と理解していました。
本当の自分を守るため、別の解釈をされる自分の殻を作り、それを人に見せるという理解をしていたのですが、その殻が自分らしいとは?

20年程生きてきて培ってきた自分自身より、こう見えて欲しいと作り上げた物が、自分らしいと思っている人が61%もいる。

因みに、学生のアンケートでは、8割がキャラを作って使い分けると言っていますので、学生の約半分が、自分で作ったキャラがより自分らしいと思っているという事になります。
言ってしまうと、自覚の有無は別にして、20年生きて来た自分自身の人生を否定している事になるわけです。

相手によって態度を変える。
相手によって対応を変える。

前者は非礼で、後者は常識です。
似たような音ですが、意味合いは変わってきます。
人により非礼と感じる事を約8割の学生が当然と思い、その演じる自分が自分らしいと感じている学生が、全体の半数近くいるという結果なわけです。

猫を被る
張り子の虎
似非侍の刀いじり
取らずの大関

自分と違うキャラを演じるのは、日本の諺では否定的な言葉が多いと言うか、それしかない訳ですよね。

人間関係と猫被り

或いは、

人間関係と張り子の虎

と言う質問だったらもう少し違った結果になるような?

恐らく

相手によって態度を変える。
相手によって対応を変える。

この言葉の取り違いをしているのではないのでしょうかね?


■大学生の半数が「キャラクターを使い分けている」と回答 自分らしくないキャラを演じている学生も約4割
(キャリコネ - 12月04日 07:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5403364

東京広告協会は12月3日、大学生の「人間関係とキャラクター」についての調査結果を発表した。調査は今年7月、青山学院・駒澤・上智・専修・千葉商科の5大学1000人を対象に実施した。

大学生の37.5%は「グループごとではないが、いくつかのキャラクターを使い分けている」と答え、15.5%は「グループごとにキャラを使い分けている」と回答。計53%はキャラを使い分けていることが明らかになった。また、「自分のキャラ作りは成功していると思う」と答えた人は93.2%に上っている。

キャラを使い分ける目的のトップは、「自分の立ち位置を作るため」(48.9%)。2番目に多かったのは、「周りの人に歩み寄るため」(34.5%)、3番目は「より多くの人と安定的な関係を築けることに魅力を感じる」(32.1%)だった。

「キャラを使い分けるのは自然なことだと思う」が約8割に上る
キャラクターに関する考え方を聞くと、73.5%は「キャラを使い分けることは昔からあった」と回答。「キャラを使い分けることは自然なことだと思う」も76%に上った。

また、57.2%が「キャラは性格の一部だと思う」、57.3%が「キャラは個性の一部だと思う」と回答しており、学生にとってキャラの使い分けは演出ではなく、自分の一部ととらえていることがわかる。

キャラを使い分ける学生に「キャラは自分らしいか」と聞くと、61.7%が「自分らしいキャラクターが多いと思う」と答えた。一方、「自分らしいキャラは半分くらい」という人も33%、「自分らしいキャラは少ない」という人も5.3%いた。自分らしくないキャラを演じている学生も少なくないようだ。

また、「自分は気を遣う方だと思うか」を質問すると、「そう思う」と答えた大学生が81.1%に上った。処世術について聞くと、「グループの様子を伺い相手に合わせて話す量や内容を変える」(167人)、「相手の目を見てしっかり話を聞く」(165人)、「気持ちを察したり、意見を否定しないこいとで相手に安心感を与える」(157人)などが挙がった。

「円滑な人間関係の維持に必要なこと」には、「細かなことに気配りできる力」(61.7%)が最も多く、「相手の話を傾聴する力」(60.9%)、「空気を読む力」(60.5%)、「人を観察する力」(59.0%)が続いた。

キャリコネ
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