mixiユーザー(id:946351)

2018年12月02日17:19

152 view

認知症と子供っぽい表情

今日の午後、オンエアされていた『大恋愛』のダイジェストを観ました。
戸田恵梨香は、ちょっとキツいキャラが似合う女優さんですが、若年性アルツハイマーの症状が進むにつれて、子供っぽい笑顔を見せるシーンが増えていたのが印象に残りました。

それで思い出したのは、晩年の母親も、子供っぽい表情を見せるようになっていた、ということ。

認知症の進行と子供っぽい表情に、どの程度の因果関係があるのかわかりませんが、母親も軽度の認知症だったので、このドラマの戸田恵梨香やムロツヨシの描写には、リアリティを感じる部分があります。

ボクの中には、(死んだのは親なのに)子供に死なれたような感覚が今でもあります。介護生活を続ける過程で、親子関係が逆転するような感覚が生じていたのでしょう。『大恋愛』を観ていて気が付いたのは、その直接的な原因の一つが、子供っぽい表情だったのかもしれない、ということです。

実際、母親が笑っている表情を見ることが、日常生活上の目標になっていたという面があったように思います。そして、それこそが、現在のボクの日常生活に欠けているものなんでしょう。

今期のTBSは、『大恋愛』も『中学聖日記』も、かつての大映ドラマの延長線上にあるような作風で、どちらもよくできていると思います。安っぽいくらい極端な設定の中で、人間の普遍的な喜怒哀楽が描かれていると感じます。

3 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する