「あなたは、愛され、愛するために生まれた」
https://9001.teacup.com/sfk/bbs/19382 (写真入り記事)
苦しんだり、悩んでいる時に、その気持ちをわかってくれる人がいれば、そのつらさはいくらかでも和らぐものです。
人が苦しみ、悩んでいる気持ちを、自分の苦しみや悩みとして受け止めようとする思いは、とても深い愛情です。
心に余裕がないと、自分のことだけで精一杯、他人の立場に立って考えることはできません。
少し余裕があると、「かわいそうに」という気持ちがわいてくるものです。
見せかけの同情は、単なる憐憫に過ぎず、心がこもっていないから、苦しんでいる人には通じないものです。かえって神経を逆なでして、拒否されてしまうことになりかねません。
心から相手をわかろうとする気持ちがないならば、同情の言葉を口にしない方がよい場合もあります。
仕事をしていると、ものすごく大きな悩みではなくても、嫌な思いをしたり、毎日気苦労があるものです。
極度に神経を使わなくてはならない仕事であったり、膨大な量をこなさなければならない仕事など、仕事に莫大なエネルギーを使わなければならないような人が目の前にたならば、同情を示してあげたいものです。
こちらが上司で、部下がどんな仕事をしているのかを知っているというだけでも良いし、さらに、ねぎらいの言葉があると、どれだけ大きな励ましになることでしょう。
ねぎらいの言葉をかけられた部下は、上司に対してありがたい気持ちを持ち、気持ちが落ち着き、元気づけられます。
通りいっぺんの「お疲れさま」「ご苦労さま」に加えて、「このあとは家族でゆっくり過ごしてね」とか、「やりたかったことをやってね」など、気の利いた言葉をかけてあげられたら、心が解放されるものです。
さらに、差し入れをするなどして、ねぎらいを表すのも心が伝わるのではないでしょうか。
もしかしたら、あなたの上司はそのような心使いをしてくれないかも知れません。
しかし、そうだとしても大丈夫です。神様があなた共におられ、あなたのすべてをわかっておられます。
旧約聖書に出てくる預言者エリヤは、大きな仕事を終えた後に燃え尽きて、うつになりました。
『【主】よ。もう十分です。私のいのちを取ってください。私は先祖たちにまさっていませんから。』(第一列王記14:4)
エリヤは神様に、「死にたいです」と、心の内にある苦しみ、悩みを打ち明けました。
神様は、エリヤの苦しみがあまりにも大きいので、下手な慰めの言葉を語るのではなく、だまってエリヤの言葉を聞いて、その思いを受け止められました。
さらに神様は、御使いを通して、エリヤに触れ、焼け石で焼いたパン菓子一つと、水の入ったつぼを差し入れました。
『彼がえにしだの木の下で横になって眠っていると、ひとりの御使いが彼にさわって、「起きて、食べなさい」と言った。彼は見た。すると、彼の頭のところに、焼け石で焼いたパン菓子一つと、水の入ったつぼがあった。彼はそれを食べ、そして飲んで、また横になった。』(第一列王記19:5〜6)
エリヤは、食べて、飲んで、寝て。食べて、飲んで、寝て。食べて、飲んで、寝てを繰り返しているうちに、次第に元気を回復していきました。
私は、両親がクリスチャンでしたので、生まれた時から神様について聞かされてきました。しかし、子供の頃はよくわかりませんでした。18歳の時に、人生に行き詰った時に、はじめて自分で聖書を開き、真剣に神に祈りました。
私は、この時のエリヤのように、「死にたい!」と思って苦しんでいました。祈っていると、神様が私の苦しみをわかって下さっていると感じて、心の悩みのすべてを打ち明けました。
神様は、だまって私を抱き寄せ、『私があなたと共にいる』と語って下さったように感じました。その瞬間、私の目から涙が溢れ、夜から朝までずっと泣いたり、笑ったりしながら、祈り続けました。
私はイエス様と出会い、救われました。
私のこの体験があまりにうれしかったので、路上でも、友達にも伝道をはじめました。
さらに二年後には、神様は、『もし、「なぜ、ほどくのか」と尋ねる人があったら、こう言いなさい。「主がお入用なのです。」』(ルカの福音書19:31)の言葉を通して、私を牧師になるように呼んで下さいました。
私は、自分の夢や、自分の計画、自分の考えなどのすべてを捨てて、神様に従うことを決意しました。
それから30年近く経った今も、神様に従ったことを後悔したことはありません。
神様が私にして下さったことを証しし、神様が私にして下さったように出会う人を励まし、愛し、慰め。神様の言葉と神様の愛を伝えるために毎日歩んでいます。
みなさんも、神様からの慰め、励まし、ねぎらいの言葉を受け止めて、やって頂いたように、今度は出会う人にさせて頂いたらこれ以上の人生はありません。
『わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。』(ヨハネの福音書13:34)
あなたは愛されるため、そして、愛するために生まれてきました。
その人生の目的を知り、見失うことなく、一日一日を大切に生きてまいりましょう。
今日も、ステキな一日でありますように。
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