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2018年11月24日23:39

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《ハンバーガーの思い出その2》

《ハンバーガーの思い出その2》

昨日のマクドナルドが勝手に舞い上がれたので続編?

ハンバーガー系統ってフードコートに多そうなイメージで、専門店となると案外少ないものなのね。
なんて言うか、フード系がたくさん並ぶ中でもわりと脇役的存在というか、本来の扱いはそんなものだった気もする。言うなればフランクフルトやホットドックなんかと一緒くたみたいな存在だ。

とはいえ、丸裸勝負のフランクフルトやホットドックと異なり、ハンバーガー系統はバリエーションを組める所に魅力があり、それが主役感を湧き立たせるのだろう。

とか、言っていて自分が混乱する妙な始まり。

今回は『ドムドムハンバーガー編?』

初めて『ドムドムハンバーガー』を耳にした時は、とりあえず『?』だった。

『ドムドム行こうぜ!』
とは、当時よく遊んだ友人の誘い言葉だが、はっきり言って意味不明。
第一に返答したかったのが、
『え? 俺、ガンダム、別にどうでもいいんだけど…』
だった。

『ドム』と言って分かるだろうか?
ガンダムシリーズでも有名な敵キャラだが、ヒーローだの戦隊だのロボットだのが心底どうでも良かった当時の俺にとって、この誘いは一言に迷惑にしか感じなかったのだ。

でも、引っ掛かりはあった。
『行こうぜ!』
…って?

結局、強引なまでの友人の誘いに引きずられる事になり、近所の長崎屋と思いきや、電車を利用する一駅ワープ。

着いたぜ目的地、降りたぜ階段、向いたぜ右方向、そんであったぜ『ドムドム』!
といった、極めて簡素な行動の末、ガンダムとはまるで無縁そうなハンバーガー店に到着。
…というか、外見がハンバーガショップに見えなかったため、視野の中のショップに気付かず一生懸命探してた。…まさかゾウさん印だったとは…(でもカワイイ印象)。

さて、友人いわく、ぜったい俺が気に入る店との事で、まあ、ここまで引っ張られたんだからと入店。マクドナルドとは異なる混雑ぶりで、学生層が非常に多い第一印象。

…で、メニュー。
初めてなのでさっぱり分からないが、とりあえずハンバーグ二枚の『ダブルなんたら』がイベント中で、普通のセットメニューに50円くらいをプラスすれば、パティが倍増するようだ。ふ〜ん…。
とはいえ、俺はいつでもどこでもフィレオフィッシュな奴なので、それに類似した商品を探してみるが、取り扱ってはいないらしい。
…ので、仕方なしにハンバーガー系統に。
まず、シンプルなハンバーガーはマクドナルドで懲りてた。値段の割に見合わない設定色々だ。
チーズバーガーも同様。チーズは好きだが、シンプル過ぎたハンバーガーにチーズが載せられても…、というのが当時の正直な感想。
という事で、当時はまだ珍しかった『てりやきバーガー』をチョイス。コイツに50円を加算してダブルにしてもらう。確か550円。マクドナルドの390円と比較するのもおかしな話だが、まあ、中学生にはちょっと割高な値段でもあった。

でも、現物が目の前に出されればあっという間に解消。なんだかボリュームがあって、取り合えずマクドナルドの比較ではなかった。140円の差額でこの量は頷ける。
一番気に入ったのはレタスの量。本来は野菜嫌いだったが、パティの量に応じてレタスがもっと欲しいと自然に感じるのは不思議な話だ。肉は増えたがレタスは増えない。そのため、初めての食べ物であっても甘さが強く感じ、水気が欲しくなったのを覚えている。
また、てりやきと言えばマヨネーズだが、これまた合うものだ。さすがはドムドム! とか、まさか発案者がモスバーガーサイドとも知らずにドムドムを讃えてみたり。

…で、ドムドムバーガーに首ったけになってしまう出来事が、そのすぐ後に…!

会計の際に貰ったキャンペーンカードがあったのだが、何となく目を通すと、まあ、よくあるスタンプを集めて数に応じたサービスを受けられるというものだった。
一定の数でハンバーガーサービスとか、そんなヤツだったのだが、よく見ると3個・6個と増える度に表記されるサービスに続きがあった。

『…もしくは、キャラクターオリジナルプレート』

ん? って思った。キャラクター? ゾウさんか?
そう思って会計レジの方を見ると、対象キャラ発見…!!!

NHKの『おかあさんといっしょ』という、ある意味で伝統の番組があるが、どれだけの長い期間で放送されていたかも知らないが、番組内に『こんなこいるかな』というショートアニメがあった。
前期後期とあったようだが、俺が知るのは前期。
幼馴染の女の子が楽しみにしていたアニメで、彼女の家で遊んでいる時にはその時間に必ず4人で観る事になっていたが、そんな彼女は登場キャラの中でも『やだもん』というキャラが大好きだったようだ。
キャラクターは全部で6人だが、その名前は『やだもん』をはじめ、『たずら』『ぶるる』『ぽいっと』『もぐもぐ』『ぽっけ』と続く。名前はそれぞれの性格に起因すると言えば判り易いかな?
アニメは毎回の放送の一部に必ず始まるが、多くの内容は1人〜3人の登場となる場合が多く、当然ながら『やだもん』が毎回出てくるわけではないのだが、それでも出てくると随分と喜んでいた。
…で、『今日は誰が出ると思う?』なんて、4人でいつの間にか『こんなこいるかな』のファンになってしまっていたわけだが、情が移ったのか、キャラクター性が気に入ったのが、俺も俺で情熱的に『やだもん』を好きになっていたのだ。

時は過ぎ、そんな幼馴染とも疎遠となった中学時代でも、密かに学校から早く返ってきた時には気まぐれにテレビを眺め、ひたすら『おかあさんといっしょ』内の『こんなこいるかな』の開始を待つ日々…。なんちゅー青春だ…。

…脇道逸れ過ぎだが、そんな『こんなこいるかな』のキャラクターが描かれた食器が貰えるキャンペーンだったのだ。
都合良く第一弾と記された対象キャラは…。
『やだもん』
『ぶるる』
『たずら』
……………通うしかないでしょ。

キャンペーン関連の非売品を欲しいと思ったのは、多分初めての事。どうしても欲しい! 絶対欲しい! …でも、友人に知れたら絶対に驚かれる事間違いない! まずもって学校での俺と趣味範囲の俺との差があり過ぎている(小学校時代の俺をよく知る同級生の全ては中学入学と共に離れたクラスに…。その頃に付き合っていた友人は別の小学校卒なので過去の俺を全く知らない)。

という事で、毎週土曜日に単独行動開始。ターゲットはもちろん『やだもん』。
電車に乗って駅を降り、ドムドムバーガーで必ずダブルてりやきセットを買って食べる俺。
セット販売価格550円。キャンペーンのハンコは550円以上お買い上げにつき1個となっていた。
当時は消費税も存在しない時代なのに、何故に550円と中途半端なのかが非常に気になったが、通常のハンバーグセットとかが480円みたいな条件を下回る価格だったので、理想と言えば理想だ。まさしく俺の為に考え抜かれたキャンペーンでもある。…でも、気になる『50円』。

キャンペーンカードは交換する度に最初からのやり直しではなく、続行型なのも嬉しかった。

まず、3個で皿を貰った。交換直前になって、
『まてよ? 『こんなこいるかな』って、園児向けのアニメだぞ? おもちゃみたいな小さなプラスチックの皿だったらどうしよう?』
とか思ったものだが、要らぬ心配だったようで、きちんとした…というよりも、普通に買えば500円とかしてもおかしくない、しっかりとしたものだったので違う意味で驚いた。
現行のキャンペーンで同類のものを例として挙げれば、ローソンとかで行われる『リラックマ』のプレートなんかを思うと判り易いと思う。
当時のキャンペーンに出される景品と言えば、見た目から低品質が当然だった。でも、コレは違った…!
やだもんがボールで遊んでる…。

次は確か6個。スープなんかを入れる、ボウル状の器だった。これまたしっかりしていて、思った以上に重い印象。つーか、デカイ。
今度のやだもんはプイッとしてる(やだもんは何でもかんでも嫌がる性格)。

…で、最後は…。確かマグカップだった記憶があるが、こちらは貰えなかった…。定数に達してしまい、やだもんマグカップだけが無かったのだ。泣く泣く『ぶるる』を貰う…。

…で、品切れという現象を思い知った俺の心はヒート! 最後のグッズは何としても『やだもん』を貰うんだ!『やだもん』じゃなきゃやだもん!

意気込んでドムドムバーガーに入店して驚愕!
いつもの場所に掲げられてた幕が外され、なんかヘンテコな姿の芸能人? のキャンペーン告知が…。

キャンペーンに『期間』という存在がある事を初めて知った瞬間でもある。
そうだよな、期間くらいあるよな。だからキャンペーンなんだよな。よく見りゃカードにも書いてあるしな。…『数量限定』しか見てなかったわ…。

こうして俺のやだもん好きは、やや終わりを迎える。このキャンペーンにて『やだもん情熱』のほとんどを使ってしまい、テレビの中の『こんなこいるかな』も後期に突入した事によって『やだもん』含めた前期全員が出てこなくなってしまったからだ。

ちなみに手にした食器は妹に奪取される高校2年まで使っていた。
描き込まれたイラストって長持ちするのね。


やがて、当時のドムドムバーガーは撤退してしまい、淡い思い出だけを残した別店舗に変貌。中身は前身を比較する意味さえ無い銀行というカタチ。

後に別の地でドムドムに再会する事になるが、そこは『ららぽーと』内部。
ハンバーガーと言えば、店内で食べるよりも動きながら食べる事の多かった俺は、レストランチックなドムドムに入る気が起こらず、なんか無視した記憶。
でも、何回か足を運ぶ度に中学時代のあの味わいが蘇るもので、既にメニューから消えていた『ダブルてりやき』があったら絶対に買っていたと思う。
しかし、現実は残酷たっだようで…。


今のところ、最後に見たドムドムは、驚いたが地元。すぐ近くに存在していたのは本当に驚いた。
今もたまに通うパチ屋の前身は電器屋だったのだが、当時には珍しい3階建ての電化製品専門店という大型店舗。『ミドリ電化』っていったかな?『電器』のようで、ちょっと違った印象の電器屋さん。
そこの離れテナントとしてドムドムハンバーガーが存在してた…!

しかし、ドムドム発見時は既に瀕死状態。
主体のミドリ電化が撤退した後という事で、集客がまるでゼロ。
『ドムドムに行こう!』という客なら100%集客に繋がるが、『買い物のついでに』という考えの客はまず来る事が無い…。とにかく死亡間近にして確定の店舗…。俺がもう少し早く気付いていれば…!

でも、ドキドキしながらドライブスルーに行ってみる。
あの頃感じたてりやきの感動をもう一度…!

ここにも『ダブルてりやき』は無かったが、レギュラーのてりやきが存在した。
…ので、迷わず購入。

『ありがとうございました…』

やる気が無いにも程がある接客を受け、受け取った袋から早速商品を取り出す。

第一感想:
薄い。重量感が無い。
なんか、のっぺりとした存在感。マクドナルドのハンバーガーにも引けを取らない薄さだ。…これが300円?

しかし、見た目は…!
ガサガサと包みを開け、内部を目視。

第二感想:
配色が全体的に薄い。そして同時に浅い。
水彩絵の具を限界まで水に薄めた印象。そして輪郭だけを塗ったような色の無さ。あれ? レタスは??
バンズの上側をめくると、…あった。一枚…。しかもちょっぴり。そして葉先の部分…。熱にやられて見るからにしなしな。しゃっきり感とは無縁のようだ。…あ、マヨネーズ…。そういやあったよなぁ、程度のこれまたちょっぴり。かつてのサービス精神はどこ行った?

だがまだ早い。見た目ではない、質量ではない。…味だ!
ぱくり…。

第三感想:
うん、窮地。あの店の窮地の味がする。そして再起不能の香り。
きっとあの店はもう、蘇れない…。


そんな約一ヶ月後、やっぱりあの店舗は潰れてた。


それが俺にとって最後のドムドムハンバーガーという名のショップだな。

すっごく美味しかった印象の店も、時代と共に衰退してしまう事がるという、ある種の恐怖の実体験だ。


《ちー+!》

早出ラッシュ、残業ラッシュで予定外の難航。
でも、再開します。すぐ止まりそうだけど。


《あとがき》

『こんなこいるかな』歌詞♪

きっとね きっとね きっとおおさわぎ
ともだちたくさんいるんだもん

こんなこ こんなこ こんなこ いるかな?

どっきどきのアイドル
いっつも みんなの めをまわす

いたずらにショック
やさしさにはくしゅ
わすれんぼうにキッス

さあなかくあそぼう
ずっとね ずっとね ずっとおともだち

〜中略(忘れてる)〜

こんなこ あんなこ そんなこ なんのこ
そっくりさんは どんなこ?

こんな こんな こんなこ!


予想外というか当たり前というか、けっこう忘れてた。
でも、イメージじゃこんな内容の曲。

ちなみに歌にはショートバージョンとロングバージョンがあったようで、通常2本立てのアニメ放送時には主題歌は挿入されず、ショートバージョンが挿入された場合は1本、ロングバージョンが挿入された場合にはアニメ本編が無かった気がするな。
歌は楽しそうで好きなんだけど、アニメが無かった時には軽いショックを覚え、いつか本編が始まると信じたままエンディングを迎えたものだ。
『さ〜らばい・ばい さ〜らばい げんきにさ〜ら〜ば〜〜い
そろそろもんが しまっちゃうぅ〜! ほ〜らつかまえたぁ!」

懐かしいなぁ。…中学生が観る内容ではない事は理解していたが。

『にこにこぷん』も好きだった。
『じゃじゃまる・ぴっころ・ぽろり』では、断然ぽろりだな。


結構な頻度で思うんだよね。こんな日記描く前にちー+進めれば? って。

明日は予定があるけど、時間が空けばきっと『モスバーガー』を書くと思う。

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