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2018年11月23日21:56

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ゴーン逮捕でルノーグループが「日産クーデター説を主張」とか何でキレるんだ?

■日産・ルノー「安定的な提携が重要」 日仏経済相が会談
(朝日新聞デジタル - 11月23日 03:24)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5388280

ゴーン会長の逮捕でルノーのフランス人経営陣とフランスの大手マスコミが、「日産がルノーに吸収合併されるのを恐れて、クーデターを企んだのだ」と主張して、フランス政府もそれを支持とか滅茶苦茶すぎるだろ?

だいたい欧米人には謝罪する、遜る(へるくだる)とかの文化がないから、取り敢えず自分たちは絶対に悪くないと主張する。日本人男性と結婚して子供が2人いてもう日本に20年以上住んでいるクロアチア人女性も「クロアチアで育った時は、とにかく、『謝ってはだめだ』と教えられた。自転車に乗ってる時にぶつかっても、こちらから謝ると自分に非があることを認めてすごく責められることになるから、とにかく、『警察署と裁判などでどちらが悪かったのか決めるまでは、絶対に謝ってはだめだ』と教えられた。みんながそういう考え方だった。だから、日本人のように『悪いことをしたと思ったら、自分に非がなくてもまず謝りなさい』という文化がどても奇妙に思えた」と言っていた。

日本人は知人にお土産をあげる時に相手に遜って「つまらない物ですが」と言うけど、欧米人は「つまらない物をなんでお土産で買ってきたんですか?」と聞き返す。自分の子供を紹介する時にも、「出来の悪い子供たちで、恥ずかしい限りなんですけどね」と言うと欧米人は、「出来の悪い子供ならなんでちゃんと教育しないんですか?あなたたちはどうう教育をしているんですか?」とビックリして聞き返す。要するに、日本人の本音と建前論の違いがわからない。

こういう考え方の違いに関連して、ドイツ人と戦後の日本とドイツの違いを話した時も、左翼思想のドイツ人男が声を張り上げて、
「ドイツはちゃんと謝罪しているけど、日本は全然謝罪していない。ドイツは国歌の歌詞を「ドイツの歌」の1番がナチス賛美の危険性があるので3番に変えたし、ナチスの戦犯を西ドイツ政府が追及して逮捕したりしている。でも、日本は「君が代」の解釈を変えるという中途半端なトリックで終えているし、最悪の戦犯である天皇と皇室の戦犯を追及するどころか、今でも『日本国の象徴』として皇居に住まわせてるし、靖国神社に国会議員が参拝している。また、戦後に東京裁判で起訴された戦犯を戦後に国会議員に選んだりしいてる。ナチスの戦犯をちゃんと戦後に追放して、裁判で有罪を言い渡すことまでした西ドイツ政府とは大違いだ」
などと真面目な顔をして主張していた。

まあ、こういう戦後の日本史をよく知らないバカを相手にしても仕方がないので、そいつとはあまり話をしないことにした。(苦笑)基本的に反論すると日本の天皇と皇室、元大政翼賛会に所属していた戦犯の疑いのある方々に対して、かなり寛容な懐柔策を取ることに決めたのは進駐軍GHQであり、当時の日本政府には主権がなかったので何も反論も反対もできなかったということだ。それでも、日本の主権だった天皇陛下に「人間宣言」をさせて軍隊保持を禁止にしたのは、当時の日本人にとってはかなりショックな措置だったと思う。

さらに、フランスという国はフランス革命を起こして長年続いていたブルボン王朝の王様をギロチンにかけて死刑にしてしまい、そのフランス革命が起こった日の7月14日を「パリ祭」と呼んで国民の祝日にして祝っているような国であり、また、第二次世界大戦で連合軍がパリをドイツ軍占領から解放した日、ノルマンディに連合軍が上陸した日にも軍事パレードなどを行って盛大に祝っている。

だいたい、フランスはフランス人も「フランスは戦争に勝ったことがない」と自虐的に言っているような、極めて中途半端な国だろ?フランスは第一次世界大戦ではドイツ領内に攻め入ったのは本の少しだし、第二次世界大戦はドイツ軍の電撃戦の前にたったの1か月半で降伏してしまった。実質「敗戦国」なんだが、ドゴールなどの要領の良い外交でなんとか「戦勝国」の一角に食い込めた。

その後、「第二次世界大戦であっという間に敗戦した汚名を挽回しよう」ということでインドシナ、アルジェリアなどの独立戦争に異常なほどに積極的に介入したが、「既に植民地帝国時代は終わった」という世界の世論、国民の猛反対もあってどこの紛争からも撤退することとなった。インドシナ紛争はその後アメリカが介入してベトナム戦争の泥沼となったが、アメリカもフランスと同じようにベトナムから撤退することになった。だが、フランスもアメリカもベトナム独立への介入の失敗については未だに総括も出来てない。ベトナムだけでなくて周りのラオス、カンボジアなども血まみれにしてしまったのに、明らかに第二次世界大戦の総括をやっている日本とドイツよりも悪質だと思う。

ゴーンのケースについては日産のクーデターかどうか知らないが、ゴーンと彼の顧問弁護士が、
「日本はフランスと違って儒教精神が強い国で社長、上司なら黒くても白くなるという文化がある国なので、かなり所得をごまかしてもバレたり捕まることはない」
という感じで50億円も所得をごまかしていたのは事実だろ?それについてルノーグループがまず謝罪するのが筋というものだろ?欧米人は本音をバンバンと主張してくるが、
「ルノーは悪くなくて、日産をV字回復させたのはゴーン氏とルノー社なのに、その恩を忘れてクーデターを起こした日産経営陣が悪い」
などとルノー社が主張して、フランス政府とフランスのマスコミもそれを支持しているのが日本人には理解できない。

ドイツに1年ほどいたことがある僕は「いつものように欧米人は謝らないのか」と思っているけど、この事件が長引くと日本在住のフランス人にも敵意が向けれるかも。特にネトウヨとかはフランス人に何か悪さをするかもしれない。

でも、フランスが誇り高くて傲慢な国民というのは、ドイツ人、イギリス人なども言っていることだ。それはフランス人は「フランスこそがフランス革命を起こった自由、博愛、平等の発祥の地だ」とか信じているからだろ。

それで下に掲げた動画がそのフランス国歌。有名なハリウッド映画「カサブランカ」で、ドイツ軍将校が「ラインの護り」をハンフリー・ボガードのバーで歌っていると、フランス人たちがフランス国歌の「ラ・マルセイエーズ」を歌ってドイツ軍を黙らせるシーン。でも、フランス国歌というのは元々は軍歌なので、「歌詞があまりにも血生臭すぎる」とフランス人穏健派からも批判されている。

ぐだぐだと長文で、ゴーン事件に対するルノー社とフランス政府の対応を批判してみました。フランスのことを批判しましたが、ドイツ軍マニアとしてフランスのソミュール戦車博物館、パリにある軍事博物館、ノルマンディなどのフランス国内で第二次世界大戦に関係のある所には行ってみたいです。







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