生コン

　地元のクラシックコンサートの招待券を戴いた。生のコンサートなんて何年振りだろう。
　ショパンの一生をトレースしながら、曲が書かれた頃の環境の解説やらちょっとした朗読劇を交えながらの２時間は、これまでクラシックを身近に感じていなかった人達にも受け容れ易いようにと配慮された、業界（ってあるのか？）でも珍しいスタイルだったらしい。
　背景に映像も交えるのは昨今の流行だが、なんか画面の様子が違う。画像の範囲の外が「黒い」。まさかこのスクリーンLEDディスプレイか？コンマスの間島氏の最後の挨拶でそうだと判明した。4m×3mぐらいの大きな物ではあるが、ついにLEDのみのディスプレイがここまで「小型化」していたのか。ただ表示された画像は妙に縦に伸ばされた見苦しい物であったため、そっちばかり気になって集中できない曲があって残念だった。
　思い起こせば、近年家でまるでCDを聴いていない。CDプレーヤ兼用として設置したDVDプレーヤが合理化され過ぎて改造の手が入らず音質が上げられなかったせいだ。正直、CDをかけて聴こうと思わない。そろそろ何か手を打たねばいかんかな。