18950104　NO2667　金介男の斬首の経緯を知らせよ

18950104　NO2667　金介男の斬首の経緯を知らせよ
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駐韓日本公使館記録 6巻 　
一. 東学党に関する件 付・巡査派遣の件
二＜第１巻第５章の後半部＞ 　
(4) [金介男の斬首経緯に対する回示 要請]
文書題目 (4) [金介男の斬首経緯に対する回示 要請]
文書番号 第一号
発信日 我一月四日 ( 1895年 01月 04日 )
発信者 伯爵 公使 井上
受信者

(4) [金介男の斬首経緯に対する回示 要請]
第一号
敬啓者頃拠錦伯電報曩経生擒賊魁金介男現已斬首押上其首級云査金介男是係東徒巨魁審訊禍根実属要犯未審該地方官何以殺之且奉何人命令殺之希将処斬縁由亟行電詢回示是所翹盻耑此順頌
夜安
我一月四日
伯爵 井上 公使




（＊私訳）
第1号
謹んで申し上げます。 この間受けた忠清監司の電報によれば、先立って生け捕りにされた敵の頭目・金介男（キムゲナム）はすでに斬首されその首級を押送行中だといいます。金開南は東徒の巨魁で、彼が犯した罪状を尋問してみれば実に重罪人に属することがわかったでしょう。我々は該当地方官はなぜ彼を殺したのか、そして誰の命令で殺したのか、をよく知らずにいるので、直ぐに処刑した理由を尋ねられて回答してください。それではこれくらいにします。夜中安らかなように祈ります。
[一八九五年]陽暦一月四日
伯爵井上公使(*発)