mixiユーザー(id:1206915)

2018年11月15日00:36

68 view

#アフガン日記 2001年11月15日木 <またまたペシャワル>

11月15日木<またまたペシャワル>

宿カーニーズホテル

カンダハルはまだまだ頑張っている。
福岡氏と朱子が行く迄持ちこたえてくれ。しかし、役人のくじ引きでその二人となるとは。そっちに行きたかったのになあ。
でも、「オイラと福岡氏」という言語音痴二人組にならなくて良かったと言えば良かった。

まず、今日は情報省へ行きエクステンションビザをもらい、その足でペシャワルへ移動した。昨日のナべさんのイスラマペシャワル往復が非常に空しい。
さて、今日の移動はいつものタクシーではなくバス(ワンボックスに椅子を並べたもの)。数えてみたら23個口の荷物と我々5人とドライバーと助手を乗せての移動である。

フォト

((写真:朱子と荷物))

私は一番後ろの席で荷物の間にすっぽりとはまり込んでいた。堅い座席で背中直立の他の人々よりかなり楽ではあった。

フォト

フォト


((ボスと福岡氏の後ろ頭))((こっちを見るナベさんと朱子の後ろ頭、右は助手))

出発前に腹ごしらえと、パキスタン風ホットドッグを買っていたら危うく乗り遅れそうになってしまった。
パキスタン風ホットドッグというのは、コッペパンに、薄焼き卵と挽肉のパテ、千切りキャベツとトマトをはさんだものでありスパイスが効いていて結構うまい。1ヶ40ルピー。

バスがペシャワルに入った時点でボスが一言。
「PCへ行こうか?」
ビールが飲みたいという意味だが、まだ日が高いし。ギャグにしても虚をつかれたなあ。

ペシャワルのグリーンズホテルでMrファワードと再会。また話が変わった。明日金曜日に福岡氏と朱子のタリバンビザが出て、土曜出国。で、ボスとナべさんとわしは月曜にビザが出て火曜出国。
なぜ先発が二人かは前述の通り。
アンダーテーブル300ドルの話はどこへ行っちまったんだよ。
しかし遅いよ、なんでこんなに遅いんだ。ナべさんが来た段階でその段取りは踏めなかったものか。

その後、バザールの中の大衆食堂で晩飯を食い、今後の打ち合わせをして、カンダハル班とカブール班の荷物分けをして11時。
ここでまたボスが一言。
「さ、PCへ行くぞ、急がないとビール飲めないぞ」
沈思黙考熟慮断行のボスが、こと酒の話となると軽挙妄動速断即決となるんだよな。いや、付き合いますけどね。あの変わり方にはついていけないなあ。

PCはガイドによれば朝10時から夜12時迄酒を出しているということだ。
今日の宿はお初、カーニーズ。

フォト


朝抜き昼ホットドッグ夜大衆食堂カバブプラウ

・朝日新聞
パシュトゥン人歓迎の銃声、市民に笑顔 アフガン・ジャララバード

【ジャララバード(アフガニスタン)15日=鵜飼啓】タリバーンが撤退し、北部同盟と一線を画すパシュトゥン人勢力が掌握したアフガニスタン北東部の拠点都市ジャララバードに15日夕(日本時間同日夜)、入った。軒先に羊肉をぶら下げたレストランは夜まで営業している。主食のナンを売る小さな店の前には10人ほどの人だかりができていた。家々の中からはあかりがもれていた。

 「昨夜はゆっくり眠ることができたよ」。市内の知事邸前にいたハラミル医師は、ほっとした表情で話してくれた。タリバーンが去った日にひげをそり落としたラハトラ・シマリさん(18)は「音楽を聴けるようになった。これからは映画を見ることだってできる」。

 ジャララバードにはパキスタン側のペシャワルから、元国王支持派「東部シューラ(評議会)」のイスラム党ハリス派の支持者に同行した。国境のアフガン側に入ると「トトトッ」と銃声が響いた。一行に加わっていた有力司令官を歓迎する祝砲だったようだ。

 曲がりくねった道で峠を越えると、今度は一転して平たんな道が続く。猛スピードで通り過ぎていく車もある。数十台のバスやトラックの列を街道わきで市民が出迎え、笑顔で手を振ってきた。

 東部シューラは地方政府を独自に立ち上げるなどの動きを見せている。北部同盟がジャララバードに向かっているという情報もあり、シマリさんは「また戦いが始まるという話もあり不安だ」と話した。





1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年11月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 

最近の日記

もっと見る